作品概要

モーゼの炎の試練》は、画家のジョルジョーネによって描かれた作品。制作年は1500年から1500年で、ウフィッイ美術館に所蔵されている。

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《モーゼの炎の試練》(Test of Fire of Moses)は、イタリアのルネッサンス期の画家ジョルジョーネ(Giorgione)によって1500−1501年に描かれた油絵である。この作品は、ジョルジュオーネがベニスに引っ越して来てすぐに描かれたもので、現在イタリアのフィレンツェにあるウフィッイ美術館に所蔵されている。

また、同じくウフィッイ美術館にあるジョルジョーネによる《ソロモンの判決》(Judgement of Salomon)と大きさや主題的にも同じで、2つでペアになるペンダント絵とされてる。

どちらの作品も主題はユダヤの教えである「タルムード」から取られており、おそらく文化変容を受けた、完全なるローマンカトリック信者ではない者に委託されてできた作品である。

《モーゼの炎の試練》のエピソードは、ある日ファラオが彼の王冠をまだ幼きモーゼの頭に乗せたとき、モーゼはそれを投げて踏み潰してしまったことが始まりで、いつかモーゼに倒されるのではないかと懸念したファラオが、モーゼを危険人物かどうかを判決しようとする。この作品はモーゼがその判決にかけられている場面で、チェリーと石炭が入った皿それぞれがモーゼの前に用意され、石炭を選び口に入れたモーゼはそのまま激しく燃えてしまう。(もう一方の《ソロモンの判決》は、二人の女が同時期に子どもをそれぞれ産んだが、ひとりは死んでしまい残った子どもがどちらの女の子どもかを決めてもらうというエピソードである。)

この作品はどちらかというと人物より風景に重きを置いていて、細かいところまでが表現されているのは、フランドル絵画などの影響を受けているとされる。
全体的に水平的な設定は、同じウフィッイ美術館にあるイタリアのルネッサンス期の画家の一人として知られるジョヴァンニ・ベッリーニ(Giovanni Bellini)の《聖なる寓話》(Holy Allegory)に類似してる。

《モーゼの炎の試練》の基本情報

  • 画家ジョルジョーネ
  • 作品名モーゼの炎の試練
  • 制作年1500年-1501年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウフィッイ美術館 (イタリア)
  • 種類油彩
  • 高さ89cm
  • 横幅72cm
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