作品概要

聖カタリナの神秘の結婚と洗礼者聖ヨハネと福音書記者聖ヨハネ、聖エヴァンジェリスタ》は、画家のパルミジャニーノによって描かれた作品。制作年は1521年から1521年で、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂に所蔵されている。

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《聖カタリナの神秘の結婚と洗礼者聖ヨハネと福音書記者聖ヨハネ、聖エヴァンジェリスタ》(Bardi Altarpiece)は、イタリアのルネッサンス期、マニエリスムを代表する画家、パルミジャニーノによって1521年パルミジャニーノによって描かれた作品。

1521年、当時イタリアのパルマはイタリア戦争によってローマ帝国によって支配されていた。
若干17歳であったパルミジャニーノは、彼のいとこの家、ヴィアダナへ移り住んでおり、パルマから約60キロほど南西に進んだバルディに位置する、サンタマリア教会へ納めるために描かれた。

ルネッサンス時代の芸術家の伝記作家ジョルジョ・ヴァザーリによると、 彼はそこで2枚の祭壇画を描いたとされる。ひとつは《聖フランシスコの聖痕拝受》(St. Francis Receiving the Stigmatat)そしてもう一つがこの作品、《聖カタリナの神秘の結婚》( the Marriage of St. Catherine,)だ。

ちなみに《聖フランシスコの聖痕拝受》(St. Francis Receiving the Stigmatat)は、現在残っていない。

この作品は、《アレクサンドリアの聖カタリナの神秘的な結婚》を描いており、湾曲的に描かれた吹き抜けの壁、非写実的な背景を用いている。

聖なる会話も主な題材として用いており、絵画の中心には聖母が背の高い王座に座って赤子を抱いているのが聖母マリアであり、左に位置する聖カタリナに結婚指輪を与えている。

両側には2人の聖人、聖ヨハネ・エヴァンゲリストと、聖ヨハネ・バプティスト。左奥の聖ヨハネ・エヴァンゲリストの手には、蛇が乗った聖杯(この聖杯は奇跡の発見、毒を癒す盃を意味する)が掲げられている。右の聖ヨハネ・バプティストは、彼の象徴であるクロスに身を包んでいる。

エジプト・アレクサンドリア知事、コンストゥスの娘であった聖カタリナの生涯は多くの種類の伝説でなりたっているが、最も知られる話は、以下の通りである。

当時最高の教育を受けたカタリナは自分を超える教養のある男性としか結婚しないと両親に宣言していた。母はカタリナをイン者の元へ送り出し、その隠者は彼女にこう説いた。「その方(キリスト)の美は太陽の輝きよりも勝り、知性は万物を治める。富は世界の隅々にまで広がっている」

幻視をした彼女は洗礼を受け、キリスト教徒となり、幻想の中で天国へ運ばれ、そこで聖母マリアによってキリストと婚約させられたという。これが神秘の結婚と呼ばれる云われである。

手前の床に転がっている壊れた車輪は、彼女の象徴である。彼女は多くの人をキリスト教に改宗させた罪としてローマ皇帝により、車輪に手足をくくりつけられて転がされるという拷問が命じられたが、彼女が車輪に触れるとひとりでに壊れてしまったという伝説によるものだ。

《聖カタリナの神秘の結婚と洗礼者聖ヨハネと福音書記者聖ヨハネ、聖エヴァンジェリスタ》の基本情報

  • 画家パルミジャニーノ
  • 作品名聖カタリナの神秘の結婚と洗礼者聖ヨハネと福音書記者聖ヨハネ、聖エヴァンジェリスタ
  • 制作年1521年-1521年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂 (イタリア)
  • 種類油絵
  • 高さ203cm
  • 横幅130cm
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