作品概要

ヤコブの夢》は、画家のジョルジョ・ヴァザーリによって描かれた作品。制作年は1557年から1557年で、ウォルターズ美術館に所蔵されている。

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『ヤコブの夢』は、イタリアのマニエリスム期の画家ジョルジョ・ヴァザーリによって1557年から1558年にかけて描かれた作品である。アメリカ・ボルティモアのウォルターズ美術館に所蔵されている。

ヤコブは旧約聖書の登場人物であり、イサクの息子である。エサウという双子の兄がいた。父イサクはエサウを、母リベカはヤコブをかわいがっていた。年をとり目が見えなくなっていたイサクは、エサウに祝福(長子権)を与えようとしていた。それを知った母リベカは、エサウが狩りに出ている間に愛するヤコブにエサウのふりをさせ、ヤコブに祝福を与えることに成功する。エサウは激怒し、ヤコブを殺そうと考える。リベカは兄ラバンの元へとヤコブを逃亡させる。本作の主題「ヤコブの夢」は、逃亡の途中でヤコブが荒野で寝たときに夢を見たというエピソードによる。ヤコブは、天使たちが天国へ続く光のはしごを昇り降りしているところを夢に見た(ここでは、ルネサンス様式の階段として描かれている)。現れた神は、ヤコブとその子孫を祝福した。

この大きな作品は、明らかに天井画を意識して描かれた。本作の神とヤコブの姿は、ヴァチカンにあるミケランジェロおよびラファエロの有名なフレスコ画に基づいている。ヴァザーリはイタリアの画家についての伝記を著し、その中でこのフレスコ画を傑作として称賛したが、本作におけるそれらの参照はまた、ヴァザーリの彼らへの別の形の敬意と言える。

《ヤコブの夢》の基本情報

  • 画家ジョルジョ・ヴァザーリ
  • 作品名ヤコブの夢
  • 制作年1557年-1558年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウォルターズ美術館 (アメリカ)
  • 種類板、油彩
  • 高さ224.6cm
  • 横幅237cm
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