作品概要

カステルフランコ祭壇画》は、画家のジョルジョーネによって描かれた作品。制作年は1505年から1505年で、カステルフランコ・ヴェネート大聖堂に所蔵されている。

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『カステルフランコ祭壇画(Pala di Castelfranco)』は、1504年頃に中世末期のイタリア都市国家の支配者の一人であったトゥジオ・コスタンツォ(Turtio Costanzo)の依頼を受け、彼の息子であるマッテオの追悼の為に制作された。

彼の息子は1499年にヴェネツィア共和国で彼に仕えていた際に、セレニッシマと呼ばれる場所で殺害される。彼の息子を弔う為にこの作品と共に家族の礼拝堂が建てられ、中央に飾られた作品の両側にはトゥジオとマッテオの墓が作られた。その後、教会は破壊され、現在この作品は1724年に建築されたカステルフランコ・ヴェネート大聖堂に飾られている。カステルフランコ(Castelfranco Veneto)はイタリア北部のヴェネート州の都市であり、ジョルジョーネの故郷である。

この作品は典型的なキリスト教の主題『聖会話(sacra conversazion)』のすべての要素を持っており、キリストを抱いたマリアを中心に、右に聖フランチェスコ、左に聖リベラーレが描かれている。しかしながら、聖母子の座る玉座の高さは異常に高く位置していて、彼の他の作品やその他の画家によって描かれた同じ主題の作品とは大きく異なる効果を生み出している。

この絵画で使われている技法は、バサリが「図面なしの絵(pittura sanza disegno)」と呼んだものの例である。この技法は新しいアプローチとしてヴェネツィアの学校に革命をもたらした。後に、ジョルジョーネの生徒であるティツィアーノはこのスタイルを代表するの最も重要な画家の一人となる。

《カステルフランコ祭壇画》の基本情報

  • 画家ジョルジョーネ
  • 作品名カステルフランコ祭壇画
  • 制作年1505年-1505年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵カステルフランコ・ヴェネート大聖堂 (イタリア)
  • 種類油彩・板
  • 高さ200cm
  • 横幅152cm
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