作品概要

キリストの埋葬》は、画家のジョルジョ・ヴァザーリによって描かれた作品。制作年は1532年から1532年で、ヴァザーリの家に所蔵されている。

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『キリストの埋葬』は、イタリアのマニエリスム期の画家ジョルジョ・ヴァザーリによって1532年頃に描かれた作品である。アレッツォにあるヴァザーリの家に飾られている。ヴァザーリの初期作であり、イッポーリト・デ・メディチの依頼により制作された。個人部屋に設置されることを意図して描かれた、個人礼拝用の作品である。

初期作ではあるが、おそらく後期の作品よりもマニエリスム様式を反映している。ヴァザーリは個人礼拝用の絵画を多く描いたことでよく知られているが、本作はキリストや聖人、他の宗教的主題を描いた後期作品と比べて、より世俗的であるという点が特徴の作品である。

本作は、十字架から降ろされたキリストの遺体が弟子たちによって墓所まで運ばれて埋葬される場面を描いている。キリストの遺体を運ぶのはアリマタヤのヨセフと聖ニコデモであろう。

この絵画にとって最も印象的なのは、線の使い方である。 滑らかで流れるような曲線と完全な直線が使われている。背景に描かれている人々は流れる線と暗い色で構成され、鑑賞者の注目を欲しないものとなっている。この作品の焦点は前景で行われている埋葬の場面である。キリストを運ぶ人々とは異なり、キリストの全身は非常に荒く、鋭い線で描かれている。線だけでなく、色彩も感情的な効果を生み出すような使い方をされている。キリストの姿はより劇的で鋭い線で描かれており、その肌もキリストを運ぶ人の健康的な色合いとは対照的な暗さが強調されている。

《キリストの埋葬》の基本情報

  • 画家ジョルジョ・ヴァザーリ
  • 作品名キリストの埋葬
  • 制作年1532年-1532年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ヴァザーリの家 (イタリア)
  • 種類油彩
  • 高さ144cm
  • 横幅113cm
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