作品概要

ペルセウスとアンドロメダ》は、画家のジョルジョ・ヴァザーリによって描かれた作品。制作年は1570年から1570年で、ヴェッキオ宮殿に所蔵されている。

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『ペルセウスとアンドロメダ』は、イタリアのマニエリスム期の画家ジョルジョ・ヴァザーリによって1570年から1572年にかけて制作された絵画。フィレンツェのヴェッキオ宮殿内に飾られている。ヴェッキオ宮殿は現在フィレンツェ市庁舎として使われている。

ヴァザーリは、1550年から1565年の間にヴェッキオ宮殿の改築を行っている。本作は、同じくヴァザーリが中心となって制作されたヴェッキオ宮殿内の書斎、ストゥディオーロ内に壁画として飾られている。このストゥディオーロ(書斎)は、コジモ一世の後継者であったトスカーナ大公フランチェスコ一世がヴァザーリに命じて作らせた個人的な書斎である。政治よりも科学や錬金術に関心を寄せていたフランチェスコは、この部屋に本や標本などのコレクションを集めた。それらのコレクションは宇宙の四大元素に従って分類され、それぞれの保管庫の扉にはそれを意味する絵画が飾られた。本作は保管庫の扉の上、天井画の下に飾られている。

本作に描かれているのはギリシャ神話内にある伝説の、ペルセウスがメデューサの首で海獣ティアマトを退治し、生け贄のアンドロメダ王女を救うというエピソードである。メドゥーサの首によってティアマトは石に変わり、メドゥーサの首から流れた血はサンゴになったと言う。本作ではアンドロメダの足下にあるメドゥーサの首からサンゴが生じている。背景には、古典的な建築物が並ぶ岬が見える。また、海岸にいる人々が巨大なウィンチでティアマトを陸へ引き上げている様子が描かれている。

《ペルセウスとアンドロメダ》の基本情報

  • 画家ジョルジョ・ヴァザーリ
  • 作品名ペルセウスとアンドロメダ
  • 制作年1570年-1572年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ヴェッキオ宮殿 (イタリア)
  • 種類板、油彩
  • 高さ117cm
  • 横幅110cm
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