作品概要

ゲッセマネの祈り》は、画家のアルブレヒト・アルトドルファーによって描かれた作品。制作年は1518年から1518年で、ザンクト・フローリアン修道院に所蔵されている。

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『ゲッセマネの祈り』は1518年に制作されたリンツ近郊のザンクト・フローリアン修道院の祭壇画の一部である。現在は分解されているが、ほとんどの部分はオーストリアのザンクト・フロリアンもしくはウィーンに存在する。

パネルを開けると、キリストの受難を描く8つのエピソードが現れ、閉じているときは聖セバスティアヌスの生涯の4つのシーンが現れる。プレデッラには、キリストの埋葬と復活、聖マルガリータとバルバラ、そして注文主の司祭ペーター・マウラーなどのパネルがある。 アルトドルファーが描くキリストの受難劇は、闇の中で起こる4つの場面と、日光の下で起こる4つの場面で構成されている。

「ゲッセマネの祈り」は、イエス・キリストが、オリーブ山のふもとにあるゲッセマネの園で、十字架刑に処せられる前夜に祈ったという場面を描く絵画主題である。一連の受難劇の最初の場面である本作、ゲッセマネの園のキリストは、裏切りと暴力のテーマを表現した画家の優れた例の1つである。背景の赤いグラデーションで描かれた夜空は、作品全体を覆う闇に対して不気味な光を発し、ゲッセマネの園の不吉な雰囲気をあらわにしている。黒くうねった雲も、何かの生き物のようで作品の不気味さを増すことに寄与している。前景では、鍾乳石のある洞窟の中にキリストと眠る三人の使徒、ペテロ、ヤコブ、ヨハネが描かれている。キリストの右上には十字架のついた聖杯を差し出す天使が見える。

《ゲッセマネの祈り》の基本情報

  • 画家アルブレヒト・アルトドルファー
  • 作品名ゲッセマネの祈り
  • 制作年1518年-1518年
  • 製作国不明
  • 所蔵ザンクト・フローリアン修道院 (オーストリア)
  • 種類油彩
  • 高さ129cm
  • 横幅94cm
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