作品概要

聖フロリアヌスの別れ》は、画家のアルブレヒト・アルトドルファーによって描かれた作品。制作年は1530年から1530年で、ウフィツィ美術館に所蔵されている。

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『聖フロリアヌスの別れ』は、ドイツの画家アルブレヒト・アルトドルファーによって1530年頃に描かれた祭壇画の一部である。ウフィツィ美術館にある2つのパネル(聖フロリアヌスの別れと聖フロリアヌスの殉教)は、聖フロリアヌスの物語を表す7つのパネル(不完全)の一部である。他のパネルは、ニュルンベルク美術館に3つ、プラハ国立美術館に1つ、ベルン美術館に1つと言った具合に分散している。それらはオーストリアのリンツ近くのザンクト・フローリアン修道院のためにアルトドルファーによって制作された聖フロリアヌスの祭壇画とは別の物である。本作も同修道院のために描かれたのかどうかは不明である。

アルトドルファーは、風景や建築物に関心を寄せた画家であり、これらの要素はしばしば作品の中心的なテーマとなるほどであった。その作品の特徴であった劇的な要素は、彼をロマン主義の先駆者の一人とみなす理由になった。

聖フロリアヌスは、キリスト教に改宗したローマ帝国の兵士である。この作品は、聖フロリアヌスが修道院を出発する場面を描いている。この後彼はキリスト教徒であることを告白し、拷問を受け、最終的に川に投げ込まれて殉教することとなる。

この作品において特に注目すべきは、色彩であろう。物語の場面に幾分非現実的な雰囲気を与えている夢のように鮮やかな色彩、特に透明感のある白の使い方が見事である。まるでおとぎ話のワンシーンのような月の描写も印象的である。

《聖フロリアヌスの別れ》の基本情報

  • 画家アルブレヒト・アルトドルファー
  • 作品名聖フロリアヌスの別れ
  • 制作年1530年-1530年
  • 製作国不明
  • 所蔵ウフィツィ美術館 (イタリア)
  • 種類油彩
  • 高さ76cm
  • 横幅67cm
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