作品概要

龍と戦う聖ゲオルギウス》は、画家のアルブレヒト・アルトドルファーによって描かれた作品。制作年は1510年から1510年で、アルテ・ピナコテークに所蔵されている。

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『龍と戦う聖ゲオルギウス』は、ドイツの画家アルブレヒト・アルトドルファーによって1510年頃に描かれた絵画。ミュンヘンのアルテ・ピナコテークに所蔵されている。

聖ゲオルギウスは、以下のようなドラゴン退治の物語で有名な聖人である。カッパドキアに毒の息を吐く悪竜がいた。人々は二頭の羊を捧げることで竜の町への侵入を防いでいたが、あるとき捧げる羊がいなくなってしまった。そうして人間を生け贄として差し出すこととなり、くじで決められた生け贄は王の娘であった。そこを通りかかったゲオルギオスは竜の話を聞き、竜を退治することを約束する。竜は毒の息を吐いてゲオルギオスを殺そうとしたが、開いた口に槍を刺されて倒れた。竜を町まで連れて行ったゲオルギウスは、町の人々にキリスト教徒になること、そうすれば竜を殺すと告げる。こうして町の人々はキリスト教の教えを受け入れた、というエピソードである。

本作は、一見すると森が描かれただけの風景画のように見える。しかしよく見れば、主題の場面が作品の下部四分の一のところで展開されている。黒い甲冑を着た聖ゲオルギウスが白馬に乗り、赤いドラゴンに槍をつきつけている。しかし画面のほとんどはうっそうとした森の葉で満たされており、画家が描きたかったものがそうした自然描写であることは明白であろう。他のアルトドルファー作品と同じように、この作品でも絵画の主題は、本当に描きたいものを描くための口実に過ぎない。

《龍と戦う聖ゲオルギウス》の基本情報

  • 画家アルブレヒト・アルトドルファー
  • 作品名龍と戦う聖ゲオルギウス
  • 制作年1510年-1510年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵アルテ・ピナコテーク (ドイツ)
  • 種類油彩、羊皮紙
  • 高さ28.2cm
  • 横幅22.5cm
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