作品概要

橋のある風景》は、画家のアルブレヒト・アルトドルファーによって描かれた作品。制作年は1518年から1518年で、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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『橋のある風景』は、アルブレヒト・アルトドルファーにより1518年から1520年頃にかけて描かれた風景画。ロンドンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

アルブレヒト・アルトドルファーは、16世紀後半に活躍したドイツの画家である。ドナウ派の創始者であり、宗教画を多く描いたが、純粋な意味での「風景画」を最初に描いた画家でもある。本作は、西洋絵画史における油彩で描かれた一番最初の風景画と言える。

川にかかる木の橋を描いた風景画である。遠景には山が広がり、小さく教会の尖塔のようなものが見える。この作品においてアルトドルファーは大きな木を絵の中心に配置し、それを軸として鑑賞者の焦点を当てることを意図している。枝葉の広がりを人間の手足のような形で描き、木を擬人化している。 これは、自然を「生きているもの」として描いたアルトドルファーの視点を表したものと言える。

風景は、ドナウ渓谷の特定の場所の地形に基づいている可能性はあるが、おそらく実在の場所の眺めとしては描かれていないだろう。風景を宗教画や歴史画の背景としてではなく風景そのものとして描いたアルトドルファーの徹底した自然の細密描写からは、南ドイツの豊かな自然に対する畏敬の念が感じられる。

ミュンヘンのアルテ・ピナコテークにある「城のある風景」にも人物は全く描かれていない。こちらは1520年から1525年頃にかけて描かれたものと思われるので、本作は、画家により描かれた最初の風景画と言える。

《橋のある風景》の基本情報

  • 画家アルブレヒト・アルトドルファー
  • 作品名橋のある風景
  • 制作年1518年-1520年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ロンドン・ナショナル・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ41.2cm
  • 横幅35.5cm
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