作品概要

聖母子と聖ザガリヤ、マグダラのマリア、幼児聖ヨハネ》は、画家のパルミジャニーノによって描かれた作品。制作年は1530年頃年から1530年頃年で、ウフツィ美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

1530年頃描かれた本作品は、イタリア・ルネッサンス時代に数々の名作を残したパルミジャニーノ(1503年−1540年)よって描かれた代表作のひとつである。

どういった経緯でこの作品が描かれたのか、依頼主が誰なのかということはいまだにはっきりしておらず、現在も過去の文書の研究が続けられている。1533年に書き残されたこの絵画の売買の手数料に関する文書が、この作品にまつわる最古の文書だ。

この作品のテーマは聖母マリアと幼子イエスの、そこに集まる諸聖人たちとの聖会話である。ただし、祭壇画の典型とは異なる、マニエリスムの雰囲気がパルミジャニーノの作風をよく表している。

画面最前面へ配される聖ザカリヤの存在感と、戯れる幼子イエス、幼い洗礼者聖ヨハネの表現は、画家の全作品の中でも特に優れたものとして、批評家や研究者たちの意見は一致している。また本作は、その完成度の高さから、幾多の画家によって多数の模写が描かれた。

パルミジャニーノの作風らしく、聖母マリアは聖性を示すというよりは、人間の理想を表すかのように、流麗かつ繊細に描かれている。また子供らしく戯れる幼子イエスと、幼い姿の洗礼者聖ヨハネ。積極性のある聖ヨハネと、受け身な姿勢が窺われるイエスの表情から、このふたりの関係性を示していると考えられる。

画面左端にはかつて娼婦であった、マグダラのマリア。成長したキリストの前でその罪を悔い、その御足に香油を塗ったとされることから、香油はマグダラのマリアを描く際の持ち物として、広く描かれるモティーフとなった。

現在はイタリアのフィレンツェにあるウフィ美術館に所蔵されている。

《聖母子と聖ザガリヤ、マグダラのマリア、幼児聖ヨハネ》の基本情報

  • 画家パルミジャニーノ
  • 作品名聖母子と聖ザガリヤ、マグダラのマリア、幼児聖ヨハネ
  • 制作年1530年頃年-1533年頃年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウフツィ美術館 (イタリア)
  • 種類油絵
  • 高さ73cmcm
  • 横幅60cmcm
  • 編集情報

  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者