作品概要

エジプト逃避途上の休息》は、画家のアルブレヒト・アルトドルファーによって描かれた作品。制作年は1510年から1510年で、ベルリン国立美術館に所蔵されている。

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『エジプト逃避途上の休息』は、ドイツの画家アルブレヒト・アルトドルファーによって1510年頃に描かれた絵画。ベルリン国立美術館に所蔵されている。

「エジプトへの逃避」は、ヘロデ大王の手から逃れるためにエジプトへと逃避する聖家族を描くというモチーフで、1504年にはルーカス・クラナハも同じ主題の絵画を描いている。さくらんぼの入ったかごを差し出すヨセフと、ルネッサンス様式の豪華な噴水(玉座のようにも見える)に腰かける聖母マリアが描かれている。

天使たちが噴水の上を飛び、幼子イエスは噴水の水の中に手を入れようとしている。噴水の頂上部にある彫刻、矢を持った少年とひげのある男性は、定かではないが、おそらく古代の神話に関係した人物のようである。噴水の向こうには、湖に添うように森林が遠くまで広がっている。 背後の岸壁には、アーチや塔、城砦のある道、遺跡、壊れた屋根などが混在しており、いずれも木や葉と複雑に絡み合っているため、その境界をはっきりと見出すことは難しい。

描かれている風景、特に噴水は、画家の想像力より描き出されたところが大きい。奇妙な噴水も、同時代のアルトドルファー作品に類似のものは見られない。彼の作品の多くは建築物や建築的装飾物への関心を表しているが、本作の噴水もその一例と言えるだろう。

アルトドルファーは1505年より生地レーゲンスブルクに定住している。本作の風景はレーゲンスブルク近郊を描いたものと推定されている。

《エジプト逃避途上の休息》の基本情報

  • 画家アルブレヒト・アルトドルファー
  • 作品名エジプト逃避途上の休息
  • 制作年1510年-1510年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ベルリン国立美術館 (ドイツ)
  • 種類油彩
  • 高さ57cm
  • 横幅38cm
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