作品概要

サテュロスの家族》は、画家のアルブレヒト・アルトドルファーによって描かれた作品。制作年は1507年から1507年で、ベルリン国立美術館に所蔵されている。

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『サテュロスの家族』は、ドイツの画家アルブレヒト・アルトドルファーにより1507年頃に描かれた絵画。ベルリン国立美術館に所蔵されている。

サテュロスは、ギリシア神話に登場するヤギの角と下半身を持つ半人半獣の精霊である。いたずら好きで、酒と女と快楽を好む存在として描かれている。

サテュロスの家族は、崖のふもとにある木で覆われた斜面に座っている。角とヤギの足を持つこのサテュロスは手に棒を握っており、金髪の女性は太ももの上に立つ子供を支えながら彼に寄り添っている。少し離れたところにいる男女は、すぐそばの草地にサテュロスの家族がいることに気づいていないようである。赤いドレスの女性は裸の男から逃れようとしており、男は片方の手に棒を持ち、もう片方の手で彼女を掴んでいるようである。

自然環境の中での束縛されない人間の生き方は、ルネッサンス期の文学および絵画作品においてよく見られるテーマであった。ドイツの芸術家たちは、アンドレア・マンテーニャやイタリア北部の画家による銅版画を通してこのテーマに親しんだ。

作品は、サテュロスという神話の登場人物を配しながらも、どこまでも素朴で牧歌的な風景を描き出している。描かれている人物たちは木が密集する風景に対して簡潔に描かれており、目立たない。アルトドルファーはこの作品において、女性のヌードよりも自然の風景を描き出すことに重きを置いたようである。風景画の先駆者としての画家の特徴が大きく表れた一作と言える。

《サテュロスの家族》の基本情報

  • 画家アルブレヒト・アルトドルファー
  • 作品名サテュロスの家族
  • 制作年1507年-1507年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ベルリン国立美術館 (ドイツ)
  • 種類板、油彩
  • 高さ23cm
  • 横幅20cm
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