作品概要

受胎告知》は、画家のサンドロ・ボッティチェリによって描かれた作品。制作年は1485年頃年から1485年頃年で、ニューヨーク メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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現在はニューヨークのメトロポリタン美術館に残るサンドロ・ボッティチェッリの「受胎告知」は、18世紀にはバルベリーニ家のコレクションの一つであった。その後、コレクションの一部の散逸に伴って、「受胎告知」も1905年からイタリア国外に持ち出されており、後にメトロポリタン美術館に寄贈された。

その作品の小ささから、個人による私的な信仰のために注文された作品と推測される。

「受胎告知」は、聖母マリアの私室で展開している。光が漏れる扉から聖母マリアの部屋に入ってきた大天使ガブリエルは、控えの間らしき空間で頭を下げている。中央に描かれた柱を挟んで、聖母マリアは書斎で頭を垂れている。聖母マリアの向こう側に、寝室とおぼしき部屋が見える。

大天使ガブリエルの向こう側に描かれたアーチ型のふたつの窓には、光にかすむ緑の風景が優雅な筆で描かれている。白い衣装の大天使ガブリエルの自然な動き、優美な衣服の襞、写実的に描かれた百合の花や羽、すべてに全盛期のボッティチェッリの技量が現れている。

天井や中央の柱によって分けられた空間を唯一つないでいるのが、窓から差し込む金色の光である。大天使ガブリエルの頭上の窓から差し込む金色の光は、神意を表しており、聖母マリアに届いている。フィレンツェの先達の芸術家たちが構築した遠近法が、この小作品にもいかんなく発揮されているのがわかる。

部屋のあちこちに飾られた透明なベール、カーテンや衣服の柔らかさを感じる表現などは、ボッティチェッリの画家としての成熟を表している。

《受胎告知》の基本情報

  • 画家サンドロ・ボッティチェリ
  • 作品名受胎告知
  • 制作年1485年頃年-1485年頃年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ニューヨーク メトロポリタン美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ23,9cm
  • 横幅36,5cm
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