作品概要

アハシュエロスの前のエステル》は、画家のティントレットによって描かれた作品。制作年は1546年から1546年で、ロイヤル・コレクションに所蔵されている。

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『アハシュエロスの前のエステル』は、1546年から1547年の間に、イタリアのルネサンス画家、ティントレットによって制作された作品である。『アハシュエロスの前のエステル』は、旧約聖書の一書である、エステル記のワンシーンを描いている。また、『アハシュエロスの前のエステル』は、1627年に、ドゥカーレ宮殿(北イタリアの街、マントヴァにある)の廊下に『ミューズの神々』(ティントレット作)と並んで掛けられている作品として、マントヴァ公爵であった、グリエルモ・ゴンザーガのコレクションの目録に記録されている。

その後、『アハシュエロスの前のエステル』は、ゴンザーガのコレクションから、イングランド王のチャールズ1世の手に渡った。王政復古で、英国王室の人々の手に再び渡る前に、『アハシュエロスの前のエステル』は、チャールズ1世の処刑時に、120ポンドの値がつけられて売却された。現在は、ケンジントン宮殿に飾られている。

アハシュエロス王の後妻であるエステルは、王の寵臣ハマンがペルシャ帝国全てのユダヤ人の虐殺を企てていたことを知った。エステルは、親類のモルデガイに促され、アハシュエロス王にユダヤ人を救ってほしいと嘆願することを決めた。エステルは王族の服を身に付け、アハシュエロス王と謁見した。ところが、誰であってもアハシュエロス王の呼び出しなしに、王に近づく行為は死罪に値したため、エステルの行為は危険に溢れていた。エステルは、怒りに満ちたアハシュエロス王の顔を見て気絶している。最終的には、アハシュエロス王はエステルの、ユダヤ人を救ってほしいという懇願を聞き入れ、大臣のハマンを処刑した。

青や金、白、深紅といった強烈な色使いは、異国風の華麗な印象を作りだす一方で、強烈なハイライトは劇的な事件を誇張している。

《アハシュエロスの前のエステル》の基本情報

  • 画家ティントレット
  • 作品名アハシュエロスの前のエステル
  • 制作年1546年-1547年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵ロイヤル・コレクション (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ207.7?cm
  • 横幅275.5?cm
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