作品概要

マグダラのマリア》は、画家のカルロ・クリヴェッリによって描かれた作品。制作年は1474?年から1474?年で、アムステルダム国立美術館に所蔵されている。

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『マグダラのマリア』は、カルロ・クリヴェッリが、描いたパネル画である。カルロと共に、国際ゴシック様式はイタリアで、最後の全盛を迎えた。この絵画に描かれているマグダラのマリアは、手や顔の表情が繊細に描かれている。それに加えて、豪華に描かれた衣服の細部や、着衣のひだの美しさが、この絵画を見ている者に時間を忘れさせる。

この保存状態の良い絵画は、カルロの晩年に描かれ、彼の住んでいた人口のまばらなのマルケ州教会のマグダラのマリアの祭壇画として制作されたと考えられている。17世紀に記されたピエール・アントニオ・グエリエリの著書によると、イタリアのカルペーニャにあるサン・フランチェスコ教会に同聖人に捧げられた祭壇画あり、この絵画の制作年頃に再建造された、という。創設者の一人であった、ジョヴァンニ・ディ・カルペーニャ が仕事の依頼者であると考えられている。 ジョヴァンニの一族は、聖女マグダラのマリアに特別な信仰を抱いており、その証拠に、1472年頃、彼の母カテリーナにより同聖女に捧げる小さな教会が建設された。

この絵画が、大きな祭壇画の一部分であったという説は、概ね除外されている。その理由は、この絵画にカルロの署名が記されており、通例、祭壇画の署名は、中心パネルの聖母マリアの王座に記され、その他のパネルには署名はされないからである。それゆえ、このパネルは、独立した作品であると考えられている。

この作品の制作年は、1474年から1486年の間で断定がされていない。しかし、カルロの芸術様式の成熟を示す形状的固さから、確実に『モンテフィオーレ・デッラーゾの多翼祭壇画』の前後に制作されたと言える。

《マグダラのマリア》の基本情報

  • 画家カルロ・クリヴェッリ
  • 作品名マグダラのマリア
  • 制作年1474?年-1486?年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵アムステルダム国立美術館 (オランダ)
  • 種類テンペラ、パネル
  • 高さ152cm
  • 横幅49cm
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