作品概要

羊飼いの礼拝(キリストの降誕)》は、画家のカルロ・クリヴェッリによって描かれた作品。制作年は1480?年から1480?年で、ストラスブール・バ=ラン美術館に所蔵されている。

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『羊飼いの礼拝(または、『キリストの降誕』)』は、カルロ・クリヴェッリが、描いたテンペラ画である。ルカによる福音書2章8-20節で語られる情景を描いている。近くで羊の番をしていた羊飼いが、天使の訪問を受け、ベツレヘムのダビデの町で、主キリストが生誕したことを伝えら、礼拝に訪れる場面である。

カルロの描く背景は、このキリスト降誕の場面に、慎ましい尊厳さを与えている。キリスト誕生の地は、地面に打ち込まれた三本の支柱となる杭で支えられている。聖書に記されている小屋は簡易な小屋ではなく、繊細な大工仕事で造られた板や、注意深く計画された部屋の内部からなり、遠くに見えるベツレヘムの建造物と同じ建築上の精巧さが見られる。背景には、遠く離れたところで、羊飼いが天からのお告げを目の当たりにし、その後礼拝に訪れる場面が描かれている。この間に描かれている広大な景色は、羊飼い達の辿った道のりの長さを示唆し、この天啓を乾燥した聖地から、青々とした現在へ導き、再配置している。

カルロは、アンドレア・マンテーニャやサンドロ・ボッティチェッリと共に、イタリアルネサンス1450年から1480年にかけての「クワトロチェント」(イタリア語で400の意)絵画の代表である。そして、この小さなパネル画は、そのとてもよい例である。強く主張された線画の存在感は、すべてのものや破片を、一つ一つ数えるかのように区別し、刻むかのように描かれている。(荒廃した壁の石、草の束など。)形状は、過剰に正確に描かれ、無機物的な固さは、雲にまで感じられる。

《羊飼いの礼拝(キリストの降誕)》の基本情報

  • 画家カルロ・クリヴェッリ
  • 作品名羊飼いの礼拝(キリストの降誕)
  • 制作年1480?年-1491?年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵ストラスブール・バ=ラン美術館 (フランス)
  • 種類テンペラ、木製パネル
  • 高さ38cm
  • 横幅51cm
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