作品概要

宮殿建造》は、画家のピエロ・ディ・コジモによって描かれた作品。制作年は1515?年から1515?年で、ジョン・アンド・メイブル・リングリング美術館に所蔵されている。

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『宮殿建造』は、ピエロ・ディ・コジモが描いた油絵である。この神秘的な絵画は、17世紀にメディチ家が所有していた作品である。フィレンツェの石工と木工の同業組合から依頼されたものである。この絵画には、連続しながらも、ばらばらに物語が描写されており、ルネサンス期の宮殿の理想的な建築を正確に描いたもので、今日の学者にとってとても有益な資料である。

ここに描かれている主題について、何に基づいているかはいろいろな意見が存在する。初期の歴史の「黄金期」の重要な出来事を描いた一連作品のひとつではないか、という考え方や、建築の起源、または建築芸術の寓意を表しているのではないかという考え方もある。ここで、一つはっきりとしていることは、ここに描かれているのは、現実ではなく、理想的な構造である。

この絵画は、ルネサンス期の遠近法を使用した絵画の熟練した例である。しかし、同時にいくつかの人物や動物の透視画法にピエロの創意に富んだ傾向が見て取れる。この絵画は、かなりの広範囲を描いており、人物は強ばり、弱々しいものである。大勢の労働者が完成に向けて作業を行っており、宮殿の建築に関連した様々な活動が描かれている。

絵画中の建造中の宮殿には、二つの翼があり、それらは、円柱とバルコニーで繋げられている。天井沿いには、像が置かれている。宮殿の両側は、装飾的な風景が描かれている。右側には、一団が馬に乗って到着しているところである。おそらく、これは公爵の側近達である。この絵画は、当時の建築方法を描いた、文化的興味を引くものであり、それと同時に、大きな美的価値がある。

《宮殿建造》の基本情報

  • 画家ピエロ・ディ・コジモ
  • 作品名宮殿建造
  • 制作年1515?年-1520?年
  • 製作国イタリア?
  • 所蔵ジョン・アンド・メイブル・リングリング美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類油絵、パネル
  • 高さ83cm
  • 横幅197cm
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