作品概要

死の床のカミーユ・モネ》は、画家のクロード・モネによって描かれた作品。制作年は1879年から1879年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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「死の床のカミーユ・モネ」は、1879年9月、妻カミーユが長患いの末この世を去る姿を、モネがキャンバスに描きとどめた異例の作品である。

1870年代後半から、モネの暮らし向きは傾いていた。家賃を支払えなくなったため、1878年1月に、妻カミーユを連れてアルジャントゥイユを去らねばならなかった。そのころ、モネのパトロンだったオシュデ家も破産しており、差し押さえで家を失ったオシュデはモネを頼った。オシュデの妻アリスは6人目の子どもを出産したばかりで、オシュデ家8人を連れてヴェトゥイユへ引っ越した。十数名が暮らす大所帯である。

カミーユはアルジャントゥイユにいたころから健康を害していた。ヴェトゥイユに移り、1878年3月には、二男のミッシェルを出産するが、その負担は大きく、体調はさらに悪化する。寝たきりなっていたカミーユに代わり、オシュデの妻アリスが幼い子どもとカミーユの面倒を見た。当時モネとカミーユの関係は冷め切っており、オシュデ家の妻アリスとモネがただならぬ関係にあったとされる。

1879月9月、カミーユは32歳の若さでこの世を去る。刻々と死がもたらす色彩の変化に、モネは強く惹きつけられた。このときのことを、「愛着を感じていた者の特徴をとらえたいという気持ちよりも先に、色彩の衝撃によって手が勝手に動き出していたという具合だった」と友人の政治家クレマンソーに語っている。このとき分析した色彩の手法は、後の作品「積みわら(雪の効果)」に用いられている。

《死の床のカミーユ・モネ》の基本情報

  • 画家クロード・モネ
  • 作品名死の床のカミーユ・モネ
  • 制作年1879年-1879年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、カンバス
  • 高さ90cm
  • 横幅68cm
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