作品概要

カミーユ(緑衣の女)》は、画家のクロード・モネによって描かれた作品。制作年は1866年から1866年で、ドイツに所蔵されている。

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1866年、当時の官展に当たるサロン・ド・パリに出品した作品で、のちにモネの妻となるカミーユ・ドンシューの全身肖像画である。カミーユは十代の幼いころからモデルの仕事をはじめ、1865年に7歳年上のモネと出会っている。モネの代表的な作品に数多く描かれており、この作品はカミーユが19歳のときのものである。

本来モネは、別の作品「草上の昼食」を官展に出品する予定であった。これはマネの「水浴(後に「草上の昼食」と改題)」にヒントを得て制作していたものだった。しかし、およそ縦4.6メートル、横6メートルにも及ぶ大きな作品は制作に難航した。出展は無理と判断したモネは、代わりに恋人をモデルにして、「カミーユ(緑衣の女)」をわずか4日間という短期間で完成させた。

作品中のカミーユは、黒の縞模様の入った上質なエメラルドグリーンのドレスに、毛皮で縁取られた上着を着て、背面を見せるように描かれている。カーテンのシンプルな暗面が、ドレスの色を一層際立たせている。画面左下で断ち切られたドレスと、ドレスの折り目によって生じる皺、まとめ上げた髪を気にするようにわずかに傾けた頭が、流れるような自然な仕草を演出している。作品は官展で入賞し、批評家や画家から評価された。モネは約10年後に、本作の対画である「ラ・ジャポネーズ」を制作している。
カミーユはモネとの交際で、翌年に第一子ジャンを出産している。モネの家族からは結婚を反対され、資金援助も打ち切られたため、親子の生活はその後経済的に苦境を強いられることになる。

《カミーユ(緑衣の女)》の基本情報

  • 画家クロード・モネ
  • 作品名カミーユ(緑衣の女)
  • 制作年1866年-1866年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ドイツ (ブレーメン美術館)
  • 種類油彩、カンバス
  • 高さ231cm
  • 横幅151cm
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