作品概要

陽を浴びるポプラ並木(ポプラ、3本の木、夏)》は、画家のクロード・モネによって描かれた作品。制作年は1891年から1891年で、日本に所蔵されている。

詳細な画像を見る

連作『積みわら』がデュラン・リュエル画廊で公開され、成功を収めた後、モネは1891年の3月ごろから、新しい連作として『ポプラ並木』を描き始めている。ジヴェルニーの家の近く、エプト川の岸に生えるポプラ並木に魅了され、彼は所有する小さなボートから対象を描いた。このポプラ並木は、木材にするために伐採されそうになっていたが、モネが時期を遅らせるように交渉していた。

当時モネの名声は広まっており、購入者も理解を示して秋の間も描けるように協力した。ポプラ並木を描くために使ったボートの底は、一度に数十枚のカンバスを搭載できるように工夫されており、日中の光と気象条件が変わる度に、カンバスを取り替えて対象を描いた。こうして川を上下に移動しながら描いたポプラ並木の絵画は、結果として二十数点に及ぶ連作となった。1892年の展示ではポプラ並木がすでに連作として知られるようになっている。

作品はいずれも整然と並ぶ単純で直線的な同一の構図ではあるが、異なる季節、時間帯の風景を反映し、画面効果においては表現が違う。構図としては、前面に3本から複数本のポプラの幹が垂直に、画面を突き抜けるように力強く描かれ、後方には大きくS字型の曲線を描いた並木が表現されている。現在、ポプラ並木の連作は、個人コレクターやさまざまな美術館に収集・収蔵されているため、連作としての一連の絵画を鑑賞することはできない。

身近なところでは、『陽を浴びるポプラ並木(ポプラ、3本の木、夏)』が日本の国立西洋美術館に収蔵されている。この絵画では、ポプラ並木の構図は先ほど述べたものと同一である。

画面効果としては、青い空が清涼感に溢れるすがすがしさを演出している。前景に描かれた3本のポプラの根元には、美しい緑の草が風になびいているかのように、闊達な筆遣いで斜めに描かれている。下にはエプト川が流れ、並木のある風景を反射している。青、黄、緑、白、そしてわずかな桃色を使って描かれた風景は、光の輝くような色彩を表現しており、モネの特徴がよく出ている。

《陽を浴びるポプラ並木(ポプラ、3本の木、夏)》の基本情報

  • 画家クロード・モネ
  • 作品名陽を浴びるポプラ並木(ポプラ、3本の木、夏)
  • 制作年1891年-1891年
  • 製作国フランス
  • 所蔵日本 (国立西洋美術館)
  • 種類油彩、カンバス
  • 高さ93cm
  • 横幅73.5cm
  • 編集情報

  • 投稿日
  • 編集者