作品概要

ヒエロニュムス・ホルツシューアーの肖像》は、画家のアルブレヒト・デューラーによって描かれた作品。制作年は?年から年で、ベルリン絵画館に所蔵されている。

この作品はアルブレヒト・デューラーによる油彩肖像画である。描かれているのはヒエロニュムス・ホルツシューアー(1468-1529)というニュルンベルク出身の都市貴族で、当時57歳であった。1500年に彼はニュルンベルクの市長になり、さらに9年後には上級市長になった。1514年には市参事会の7人の理事の一人になり、1529年に死去した際には彼の横顔が刻印された記念メダルも発行された。ホルツシューアーはデューラーの友人であり、デューラーの『ネーデルラント旅日記』では彼に土産物を購入したことも記されている。
デューラーは画面いっぱいに彼の友人の上半身を描いた。豪華な毛皮の外套はほとんど台座の役割だけを果たしており、焦点は力強いホルツシューアーの容貌に当てられている。繊細な筆遣いによって波打つ豊かな髪が表現され、顔と唇が立体的にモデリングされている。しばしばデューラーの他の肖像画でもそうであるように、ここでもホルツシューアーの目は窓の光を反射している。デューラー自身が手がけた額縁とそれを覆うスライド式のカバーも現存しており、そこにはホルツシューアーの紋章が表されている。
1561年に伝記作家で画家のヨアヒム・フォン・ザントラルトがある有名な人物(おそらくバイエルン公マキシミリアン1世)の命を受けてこの絵を購入しようとしたが、ホルツシューアーの子孫は彼の記念のために残しておきたいとしてその申し出を断った。18世紀を通してその絵は大切に一族の屋敷に保管されてきた。19世紀にロマン派の運動が盛んになると、古いドイツ絵画への関心が高まり再びこの絵は脚光を浴びるようになった。新しく発見されたこの絵に皆が熱中し、1869年にはミュンヘンの展覧会にも出品された。1884年についにホルツシューアーの子孫はこの絵を手放し、現在はベルリン絵画館に所蔵されている。

《ヒエロニュムス・ホルツシューアーの肖像》の基本情報

  • 制作者:アルブレヒト・デューラー
  • 作品名:ヒエロニュムス・ホルツシューアーの肖像
  • 制作年:不明-1526年
  • 製作国:ドイツ
  • 所蔵:ベルリン絵画館 (ドイツ)
  • 種類:板、油彩
  • 高さ:51cm
  • 横幅:37.1cm
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