作品概要

メランヒトン》は、画家のアルブレヒト・デューラーによって描かれた作品。制作年は?年から年で、大英博物館に所蔵されている。

フィリップ・メランヒトン(1497-1560)はその当時最も偉大な人文学者の一人であった。彼はルター派の『アウグスブルクの信仰告白』(1530年)のドイツ語版の著者であり、人文学者であり、宗教改革者、神学者、そして教育者でもあった。彼の本名はフィリップ・シュヴァルツェルトとはドイツ語で「黒い大地」を意味し、それをギリシャ語に訳したのが「メランヒトン」という姓であるって彼のギリシャ語の素養を示している。ハイデルベルクとテュービンゲンの大学で学んだ後、彼はヴィッテンベルク大学の教授となった。彼の主要な研究領域は神学、哲学、修辞学であった。1521年には『ロキ・コンムネス』を出版した。これはプロテスタントの福音主義の最初の体系的な教義をまとめた著作である。また、そのアカデミックな経歴を買われて古典教育とルター派の教えを中心に据えた学校(コレギウム)設置を助けたり、ドイツの教育体系を一新していくつかの大学を設立、改組した。1525年11月と1526年5月に彼はニュルンベルク市参事会の招きに応じてこの町を訪れ、最初の公立学校を設置した。
この肖像画でメランヒトンは右向きの四分の三正面で描かれている。古代ローマの墓碑のようなラテン語の銘文は当時の人文学者によって議論された「人間の性質を肖像画が再現しうるか」という問題に言及して次のように述べている。「1526年。デューラーはフィリップ・メランヒトンの姿からその特徴を引き出すことに成功したが、その熟練した筆によってさえも彼の魂までも捉えることはできなかった」。
背景に雲があるのにもかかわらず彼の瞳に室内を暗示する窓の反射光が描かれているのは奇妙なことである。ピルクハイマーの肖像など他の作品にも描かれたこの細部は、現実の描写というよりはむしろデューラーのトレードマークのようである。

《メランヒトン》の基本情報

  • 制作者:アルブレヒト・デューラー
  • 作品名:メランヒトン
  • 制作年:不明-1526年
  • 製作国:ドイツ
  • 所蔵:大英博物館 (イギリス)
  • 種類:紙、エングレーヴィング
  • 高さ:17.4cm
  • 横幅:12.7cm
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