作品概要

バルバラ・デューラーの肖像》は、画家のアルブレヒト・デューラーによって描かれた作品。制作年は1490?年から1490?年で、ゲルマン国立博物館に所蔵されている。

この作品はアルブレヒト・デューラーによる彼の母を描いた油彩の肖像画である。

フィレンツェのウフィッツィ美術館に所蔵されている,

父アルブレヒト・デューラーの肖像画の対作品として、当初は蝶番で繋がって二つ折りにできる「二連画」として制作されたと思われる。

デューラーの家族構成

母の名はバルバラ・デューラー(旧姓ホルパー)である。

彼女はニュルンベルクの金細工師ヒエロニムス・ホルパーの娘で、実父の工房で職人として働いていた、ハンガリー出身のアルブレヒト・デューラー(父)と15歳の時に結婚し、18人の子を生んだ。

しかし、子供達のうち成人したのは3人のみであり、そのうちの1人が画家アルブレヒト・デューラーであったのだった。

過去の評価

デューラーは絵画職人としての遍歴修行の旅に出る直前に、両親の姿を描いたと思われる。

デューラーの母バルバラは白い頭巾を被り赤いローブに身を包んだ既婚女性として描かれている。

これら2枚の肖像画は、デューラーが死ぬまで自分の手元に持っていたが、1628年にフィレンツェの貴族メディチ家が父の肖像を購入した。

一方、母バルバラの肖像は、デューラーの後の作品のような、精妙さを欠いていたため評価されず、1927年になって、初めて彼の母の肖像画だと明らかにされた。

現在

この作品は、ウフィッツィ美術館の『父アルブレヒト・デューラーの肖像』とともに、現存する最古のデューラーによる油彩画であり、師匠であるニュルンベルクの画家ミヒャエル・ヴォルゲムートの影響がまだ色濃く見て取れる。

彼女は父アルブレヒトと同じく、手にロザリオを持っており、敬虔な人物として描かれている。
このパネルの左側は数センチ切断されており、そのため、父アルブレヒトの肖像とのバランスは、今日では失われている。

また、この作品はデューラーの真筆ではなく、別の画家によるコピーであるという説もある。

《バルバラ・デューラーの肖像》の基本情報

  • 制作者:アルブレヒト・デューラー
  • 作品名:バルバラ・デューラーの肖像
  • 制作年:1490?年-1490?年
  • 製作国:ドイツ
  • 所蔵:ゲルマン国立博物館 (ドイツ)
  • 種類:板。油彩
  • 高さ:47cm
  • 横幅:35.8cm
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