作品概要

パウムガルトナー祭壇画》は、画家のアルブレヒト・デューラーによって描かれた作品。制作年は1497?年から1497?年で、アルテ・ピナコテークに所蔵されている。

この祭壇画はドイツの祭壇画の伝統的な三連画という形式で作られている。三連画は中央パネルと、その両脇に取り付けられた開閉可能な2枚の翼画からなる。平日には閉じられ、キリスト教の祭日や日曜日など特別な日には開かれて中の絵を見ることができる。

この祭壇画では閉じられた時に見える外側にはデューラーの工房の弟子による「受胎告知」、「聖カタリナ」、「聖バルバラ」が描かれ、開かれた内側の面にはデューラー自身の手になる「キリスト降誕」、「聖ゲオルギウス」、「聖エウスタキウス」が描かれている。

『パウムガルトナー祭壇画』はニュルンベルクの都市貴族パウムガルトナー家のシュテファンとルカス兄弟によって同市の聖カタリナ教会に飾るために注文された。シュテファンは1498年にエルサレム巡礼から帰還しており、この祭壇画は彼の無事を祝うためのものであったと思われる。様式的な観点から見て中央の「キリスト降誕」は両翼の聖人像より数年後、おそらく1502年より少し後に完成したと思われる。

注文者のパウムガルトナー家の一族が中央パネルの下部に小さく表され、彼らは跪いて聖母マリアや聖ヨセフらとともに生まれたばかりの幼児キリストを礼拝している。ヨセフの左側に男性のメンバー、すなわちマルティン・パウムガルトナーと彼の息子ステファンとルカス、そしてマルティンの妻バルバラの再婚相手ハンス・シェーンバッハである。

右側にはバルバラ・パウムガルトナーと娘のマリア、バルバラ(母と同名)がいる。彼らの足元にはそれぞれの紋章も描かれているが、それは17世紀に注文者の肖像が絵の中に描かれるという習慣が廃れた頃加筆によって覆い隠されてしまった。1903年の修復によって元に戻され、今では元の姿を見ることができる。

《パウムガルトナー祭壇画》の基本情報

  • 制作者:アルブレヒト・デューラー
  • 作品名:パウムガルトナー祭壇画
  • 制作年:1497?年-1500?年
  • 製作国:ドイツ
  • 所蔵:アルテ・ピナコテーク (ドイツ)
  • 種類:板、油彩
  • 高さ:155cm
  • 横幅:126cm
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