作品概要

プラトの聖母(草原の聖母)》は、画家のラファエロ・サンティによって描かれた作品。制作年は1505年から1505年で、美術史美術館に所蔵されている。

幼子イエスと洗礼者ヨハネとともにいる聖母は、1506年に描かれたラファエロの作品で、現在はオーストリア、ウィーンにある美術史美術館に所蔵されている。これはまた『プラトの聖母(草原の聖母)』、またウィーン・ベルヴェデーレの王室コレクションとして長い間所蔵されていたことから『ベルヴェデーレの聖母』としても知られている。

穏やかな緑の草原にいる三人の人物はそれぞれ手、視線により繋がっている。処女マリアはブルーの金の縫い取りのあるマントを赤いドレスの上に着ており、足は対角線上に置いている。青は教会を象徴し、赤はキリストの死を、そして聖母により母教会とキリストの犠牲は一体化される。聖母の目はキリストを見つめ、頭を左に向け、わずかに傾けている。幼子のヨハネが持つ小さな十字を触ろうとふらつきながら前に乗り出す幼子キリストを聖母は支えている。ケシの花はキリストの情熱、死と復活のことをいう。

この作品は、まさに幼子イエスと子供時代の洗礼者ヨハネが出会うという寓話的場面を描いた一連の作品の最初のもの、少年ヨハネはこの幼児期にでさえ、キリストを救世主と認め、崇拝したと言われる。ラファエロは、これを幼子イエスがヨハネから十字架をとろうとしていることにより明確にしている。

ラファエロがミケランジェロの影響を受けていたということはこの構図で明らかである。ピラミッド型の人物群は1506年にサンティッシマ・アヌンティアータ教会において聖アンナの為の下絵を披露したレオナルドを想起させるが、ラファエロは優れたバランス感覚で描き2名の子供たちが身体をよじっているのはミケランジェロの比喩的研究を反映しているものだ。

《プラトの聖母(草原の聖母)》の基本情報

  • 制作者:ラファエロ・サンティ
  • 作品名:プラトの聖母(草原の聖母)
  • 制作年:1505年-1505年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:美術史美術館 (ウィーン)
  • 種類:油彩板絵
  • 高さ:113cm
  • 横幅:88cm
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