作品概要

訪問(聖母のエリザベス訪問)》は、画家のラファエロ・サンティによって描かれた作品。制作年は1517年から1517年で、プラド美術館に所蔵されている。

ラファエロが1517年頃描いた、聖母マリアが聖エリザベスを訪問したところを描いた絵である。1837年よりプラド美術館に所蔵されている。アクイラ、サン・シルベスターにある家族の教会のために父マリーノのリクエストで、息子であるローマ教皇の主席書記官のジョヴァンニ・ブランコーニオにより委任されて描いた作品(マリーノの妻はエリザベスと呼ばれていた)で、1655年にはスペインのフェリペ4世の占領軍により略奪され、以降エル・エスコリアルに置かれていた。

新約聖書(ルカ福音書1章39-40)に記されているように、聖母マリアは、彼女の従妹であり聖ヨハネの子を身ごもっているエリザベスを訪問し、マニフィカート(受胎告知を受けたことをマリアが神に感謝する賛歌)を歌った瞬間である。2人はその年の差で見分けがつく。マリアは若い女性として描かれているのに比べ、左のエリザベスはどちらかというと年齢が相当上で、それにより聖書に書かれているようにこの妊娠が奇跡であるということが強調されている。

背景の風景の中にはこれから起こること、つまりヨルダン川で聖ヨハネにより洗礼を受けるイエスが描かれている。300エスクードが画家に支払われ、ラファエロが描いた。そしてラファエロは弟子の一人に仕上げをさせたが、どの弟子であったかは不明である。名前が挙がっているのはジュリオ・ロマーノとジョバン・フランチェスコ・ペンニ。

絵をリクエストしたマリーノがこの主題を選んだのは彼の妻がエリザベスであり、息子がジョン(ヨハネ)であったからであろう。

《訪問(聖母のエリザベス訪問)》の基本情報

  • 制作者:ラファエロ・サンティ
  • 作品名:訪問(聖母のエリザベス訪問)
  • 制作年:1517年-1517年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:プラド美術館
  • 種類:油彩(板よりキャンバスヘ移される)
  • 高さ:200cm
  • 横幅:145cm
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