作品概要

テンピの聖母》は、画家のラファエロ・サンティによって描かれた作品。制作年は1508年から1508年で、アルテ・ピナコテーク(ミュンヘン)に所蔵されている。

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「テンピの聖母」はイタリアのルネサンス盛期の画家ラファエロにより描かれた油彩の作品である。テンピ家のために描かれたもので、バイエルンのルートヴィヒ1世により1829年に購入された。この作品はミュンヘンにあるアルテ・ピナコテーク美術館に収蔵されている。制作年は1508年と考えられている、そしてそれはラファエロのフィレンツェ滞在の最後の頃である。

この作品では、聖母の母性が存分に表現されている。聖母は幼子イエスを優しくしっかりと抱きしめ、見つめている。が、幼子は前方を見ており、見る者に引き込み親しげな感覚を与える。この作品では、素早く塗られたヴェールの色彩は、ラファエロが彼の以前の板絵作品よりもはるかに自由に画材を駆使し、描いているかを示す。しかしラファエロの画材への形式的美しさへの渇望と感情的な現実は聖母と幼子の間の柔和な関係を通じて調和している。

二人の人物は一塊として描かれ、視覚的なインパクトを与えています。唯一、自然な要素はわずかに見える背景の風景と青空です。聖母の膨らんだマントは動きを感じさせ、豊富な色彩はラファエロのこの画材に対する理想をあらわしている。

イタリア絵画に特に心酔していたルートヴィヒ1世は、この作品をどうしても手に入れたかったのでこの作品のことを必ず手に入れるように側近に指示していた。ラファエロの「テンピの聖母」にライバルのスペイン、プロイセン、ロシアも目を付けたことを知り、他国に奪われてはならないと国の威信をかけた国家事業としてテンピ家からの購入に力を入れた。

《テンピの聖母》の基本情報

  • 画家ラファエロ・サンティ
  • 作品名テンピの聖母
  • 制作年1508年-1508年
  • 製作国不明
  • 所蔵アルテ・ピナコテーク(ミュンヘン)
  • 種類油彩板絵
  • 高さ75cm
  • 横幅51cm
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