作品概要

聖母の戴冠》は、画家のラファエロ・サンティによって描かれた作品。制作年は1502年から1504年で、バチカン美術館に所蔵されている。

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「聖母の戴冠」(オッジの祭壇画)は、イタリアのルネサンス盛期の画家であるラファエロによって、現在ペルージャ(イタリア)のサン・フランチェスコ・アル・プラトの教会のオッジ家チャペルの祭壇のために1502年から1504年に描かれた祭壇画であり、現在はバチカン美術館に収蔵されている。

主題は、聖母マリアの戴冠式である。聖母の戴冠とは13世紀から15世紀にかけて、特にイタリアで人気のあったキリスト教美術の主題である。それ以降も18世紀まで人気を博した。絵は、二部構成になっており、上下の関連した場面が描かれている。上には、天国、下には地上。上の絵では、天使たちが妙なる音楽を奏でる中、イエスによって聖母マリアが冠を受けている。

下では、聖母マリアの墓を取り囲んでイエスの使徒たちが集まっている。聖母マリアの身体は腐敗することなしにそのまま天国に引き上げられたため、墓の中は空であり、聖母の純潔の象徴である白百合が咲いている。聖トマスが手に持っているのは、聖母マリアが彼女の聖母被昇天の証拠として落とした腰帯である。使徒たちは目の当りに展開される天国の光景を見上げている。

この主題は初期ゴシック時代において、聖母マリアへの信仰がより増していく中、その一端を担い、より一般的になり14世紀のイタリアの教会の横の祭壇画として最も一般的な主題の一つとなっていった。ローマカトリック教会には、聖母マリアに捧げた横の祭壇、または「聖母礼拝室」があったし、今も存在している。

《聖母の戴冠》の基本情報

  • 画家ラファエロ・サンティ
  • 作品名聖母の戴冠
  • 制作年1502年-1504年
  • 製作国不明
  • 所蔵バチカン美術館 (バチカン市国)
  • 種類テンペラ画(卵油を使用、キャンバス)
  • 高さ267cm
  • 横幅163cm
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