作品概要

妊婦の肖像》は、画家のラファエロ・サンティによって描かれた作品。制作年は1505年から1505年で、ピッティ宮殿(フィレンツェ)に所蔵されている。

《妊婦の肖像》(別名「妊娠した女性」)は、盛期ルネサンスのイタリアの画家ラファエロ作の油彩肖像画である。ラファエロがフィレンツェ滞在中の1505~1506年の間に描いた作品である。現在、フィレンツェのピッティ宮殿に所蔵されている。

この肖像画は、自分のお腹の上に左手をのせ腰掛けている妊婦を描写している。ルネサンス期において、妊婦の絵というのは珍しいものだった。

本作品について、18世紀初期のピッティ宮殿所蔵目録には、当初、無名の画家による作品だと書かれていた。ピッティ宮殿では、本作品がフランス人に略奪された作品数点の代わりになるはずだったが、元のピッティ宮殿へ戻す前に、1813年、ウフィツィ美術館にあるトスカーナ大公の衣装部屋に移された。1815年の目録では、インノチェンツォ・ダ・イーモラ作とされているが、1829年の目録では再び、無名の画家による作品として記載されている。

1839年になって初めてラファエロ作だとみなされた。今では、リドルフォ・デル・ギルランダイオ作とみなした19世紀のイタリア人美術史家ジョヴァンニ・バッティスタ・カヴァルカセッレを除き、ほぼ満場一致でウンブリア派画家の作品だと考えられている。

描写されている女性の身元について、今なお、その詳細は議論されている。チッタ・ディ・カステッロのブファリーニ家の女性か、もしくは、アメリカのボルチモア美術館所蔵のエミリア・ピア・ダ・モンテフェルトロの肖像画と似ているため、その女性であるかもしれない。

《妊婦の肖像》の基本情報

  • 制作者:ラファエロ・サンティ
  • 作品名:妊婦の肖像
  • 制作年:1505年-1506年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ピッティ宮殿(フィレンツェ)
  • 種類:油彩板絵
  • 高さ:66cm
  • 横幅:52cm
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