作品概要

赤い蔦》は、画家のエドヴァルド・ムンクによって描かれた作品。制作年は1900年から1900年で、ムンク美術館に所蔵されている。

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「赤い蔦」は1900年に制作された。作品では、恐ろしい幻想にもがく男性が描かれている。作品の主題は、嫉妬である。男性は怯えた表情であり、目は赤く、顔色は緑色を帯びている。頭部は省略され、不完全な描写である。男性の後ろには、枝からは葉が落ち、細い幹の枯れ木が描かれている。

背景の家は真っ赤で塗られ、血を連想させる。中央の灰色の突起は像のような鼻、無数の窓は目に見える。「嵐」(1893年作)と同様に、家は擬人化され、脅威の対象として描かれている。男性は、赤い家が彼に対して与えるあらゆる脅威から離れる為、曲がりくねった道を逃げているように見える。

ムンクは、男性の描写により「死」を表現していると解釈できる。また、赤い家は、葡萄、あるいは、葡萄科の蔦で被われている。当時、ムンクはトゥラ・ラーセン(Tulla Larsen)と親密な恋人関係にあったが、結婚話のもつれを非常に恐れていた。恋人トゥラは裕福なワイン商人の娘であり、家を被う蔦はトゥラの存在を負担に感じるムンクの心情を表現していると思われる。

現在、「赤い蔦」はムンク美術館(ノルウェー・オスロ)にて展示されている。

《赤い蔦》の基本情報

  • 画家エドヴァルド・ムンク
  • 作品名赤い蔦
  • 制作年1900年-1900年
  • 製作国ノルウェー
  • 所蔵ムンク美術館 (ノルウェー)
  • 種類油彩
  • 高さ120cm
  • 横幅120cm
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