作品概要

売春宿のクリスマス》は、画家のエドヴァルド・ムンクによって描かれた作品。制作年は1903年から1904年で、ムンク美術館に所蔵されている。

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「売春宿のクリスマス」はノルウェー表現派の画家エドヴァルド・ムンクによって1904年に描かれた絵画である。この作品は、ムンクにとって厳しい時代に完成した。人物画の注文(ハンブルクにて、ムンクの庇護者であったマックス・リンドの義理の父、上院議員ホルトゥーゼンによってなされた)が互いの不和によって取引終了せずにいた。

ムンクはこれのために悩み、不安のあまりアルコールに走ってしまった。ドイツ北部の町リューベックの売春宿を訪れた事が絵画の製作のきっかけとなった。リンデ(ムンクが当時住んでいた町)のブルジョワ階級から、またそれまでムンクを崇拝していた人たちは、「”明るいが憂鬱”な絵画。売春婦はちょうど皮肉にも、不敬虔にも、センチメンタルにも、クリスマスツリーの飾りを付け終えているところである」と述べている。

この時代のムンクの他の作品たちの例にもれず、ムンクとフォーヴィスム(野獣派)との結び付きしか見えてこない。売春は、ムンクにとって重要なテーマであった。ドイツのとある売春宿の寝室はのちに”緑の寝室”というタイトルのシリーズ作品へと発想を展開させるインスピレーションを投げかけることになった。

ムンクは、わりと悲惨な子供時代を過ごしている。彼が15歳の時に母親と姉を結核で亡くし、他の女兄弟たちは精神病を患っており人生の多くを収容施設で過ごし、唯一の男兄弟は30歳で肺炎で亡くなった。これらの家族間の出来事が、彼の作品に病気・貧困・死などの暗いテーマとして影響を及ぼしている。

《売春宿のクリスマス》の基本情報

  • 画家エドヴァルド・ムンク
  • 作品名売春宿のクリスマス
  • 制作年1903年-1904年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ムンク美術館 (ノルウェー)
  • 種類油彩
  • 高さ60cm
  • 横幅88cm
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