作品概要

セーヌ川にかかるグルネル橋の風景》は、画家のポール・ゴーギャンによって描かれた作品。制作年は1875年から1875年で、ヴァルラフ・リヒャルツ美術館に所蔵されている。

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セーヌ川河畔にかかるグルネル橋と工業ビルの様子を描いたこの作品は、ポール・ゴーギャンの最も初期の作品のひとつである。1875年にこの絵が完成した時、ゴーギャンはまだ株主として働いていた。1885年に経済界へ復帰することを決意するまでの7年間の間、彼は画家業を副職として営んでいた。

この絵は、ゴーギャンが木のパネルに描いた数少ない作品のひとつである。ゴーギャンは当時流行っていたマホガニーの木のオフホワイト地のパネルを使用している。原紙の裏地にラトゥーシュ社の製品であることが示されているが、存在していたどのサイズにも一致しない。もっとも、ゴーギャンがこのパネルを切り取った形跡はない事から、もともとこのサイズであったのかも知れない。

本描写に入る前に、工業ビルのあたりでおそらくはペンと定規を使って遠近法を実施している。これは赤外線のスキャンの結果明らかになった。しかし顕微鏡検査においては媒介物の本質が何であるかはっきりと突き止めることはできなかった。描写はとても繊細にされており、半透明の下書きがされており、部分的にきめの荒いタッチで赤みがかった黄土色と緑がかった茶色で仕上げられている。

他の部分はサインの部分も含めて、きびきびとしたタッチでぼかし画法が用いられている。前景の船の縁の部分ではパネル自体に直接塗り込んで色を混ぜている。画法としては簡単だが、盛り上げ画法には向いていない。薄め液が反射の効果を出している。

《セーヌ川にかかるグルネル橋の風景》の基本情報

  • 画家ポール・ゴーギャン
  • 作品名セーヌ川にかかるグルネル橋の風景
  • 制作年1875年-1875年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 (ドイツ)
  • 種類木のパネルに油彩
  • 高さ30.6cm
  • 横幅45.7cm
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