作品概要

キリストの受難》は、画家のハンス・メムリンクによって描かれた作品。制作年は1470年から1470年で、サバウダ美術館に所蔵されている。

『キリストの受難』はハンス・メムリンクが1470年に描いた油彩の板絵であり、現在はイタリアのサバウダ美術館に所蔵されている。新約聖書に記された、イエス・キリストが数々の苦難の末に処刑されてしまうという「キリストの受難」とその前後にまつわる物語の中の23の場面が1つの画面に描き込まれている。

23の場面の中で始まりにあたるのは、画面左端上部のイエスがエルサレムに辿り着く場面である。それ以降の主な場面は、左端中央のイエスが十二使徒と呼ばれる弟子たちに向かって1人の使徒が自分を裏切ることを予言する「最後の晩餐」の場面、左端最下部の使徒の聖ペテロがイエスを逮捕しようとした大祭司の使用人の耳を切ってしまった「キリストの逮捕」の場面、中央の祭司たちがイエスを十字架に張り付けることを訴えている「エッケ・ホモ」の場面、右中間下部のイエスが処刑場まで自分が張り付けられる十字架を運ばされている「十字架を運ぶキリスト」の場面、中間上部のイエスが2人の罪人とともに十字架に張り付けられている「キリストの磔刑」の場面、右端中央の死亡したイエスが復活して墓の外に現れた「キリストの復活」の場面、右中間上部の湖でイエスが使徒たちの前に姿を現した場面などである。

この作品はメディチ銀行ブルッへ支店の支店長トンマーゾ・ポルティナーリから依頼されたものである。また、縦241cm×横180.8cmと祭壇画にしては小さいため、トンマーゾは自身が所有している礼拝堂に飾る絵としてこの作品を依頼したのかもしれない。

《キリストの受難》の基本情報

  • 制作者:ハンス・メムリンク
  • 作品名:キリストの受難
  • 制作年:1470年-1470年
  • 製作国:フランドル
  • 所蔵:サバウダ美術館 (イタリア)
  • 種類:板絵、油彩
  • 高さ:56.7cm
  • 横幅:92.2cm
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