作品概要

民衆を導く自由の女神》は、画家のウジェーヌ・ドラクロワによって描かれた作品。制作年はフランス年からフランス年で、ルーブル美術館に所蔵されている。

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絵画としてのスタイル、フランス7月革命というテーマから、絵画におけるロマン主義の代表作と言える作品。「民衆を導く自由の女神」は、フランス王シャルル10世を打倒した1830年の7月革命をたたえて描かれたものである。

主題

概念と自由の神を人格化させた女性、マリアンヌは倒れている体を越え、のちにフランス国旗となった3色のフランス革命旗を手に、もう一方の手は銃剣つきマスケット銃を振り回しながら民衆を前方へと導いている。

ドラクロワは、民衆の寓話的な女神像とたくましい女性の両方を自由とみなし描いている。死体の山は、自由への歩み、裸足やはだけた乳房の台座のように見える。女性がかぶっているフリジア帽は1789年から94年にかけての第一次フランス革命の間、自由の象徴とみなされてきた。

登場人物

兵士は、シルク帽をかぶった若い男性に表されているブルジョワ階級から、伝統的な二角帽子をかぶった有名校エコール・ポリテクニークの学生、ピストルを持つ少年で表している革命を志す都市労働者、など様々な社会階級の出身だ。共通しているのはその目の中に表された獰猛さと決意だ。このシルク帽をかぶった男性は広く議論されていて、ドラクロワ自身ではないかとも言われている。

来歴・影響

1831年、フランス政府は3000フランでこの絵を買い上げたが、あまりにも革命的過ぎる為、後にドラクロワに返却される。サロン・ド・パリで展示されたりした後、1874年、パリのルーブル美術館の所蔵となる。

この絵はヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」やニューヨークに寄贈したバルトルディによる自由の女神像など、様々な芸術家に影響を与えている。共和主義や反君主制主義者の象徴としてみなされているため、とりわけ王政主義者や君主制主義者には批判されてきた。

《民衆を導く自由の女神》の基本情報

  • 制作者:ウジェーヌ・ドラクロワ
  • 作品名:民衆を導く自由の女神
  • 制作年:フランス年-1830年
  • 製作国:フランス
  • 所蔵:ルーブル美術館 (フランス)
  • 種類:油彩
  • 高さ:260cm
  • 横幅:325cm
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