作品概要

洗礼者ヨハネの首を持つサロメ》は、画家のティツィアーノ・ヴェチェッリオによって描かれた作品。制作年は1515年から1515年で、ドリア・パンフィーリ美術館に所蔵されている。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオは著名な指導者、セバスチアーノ・ツッカートに学び、その後すぐジェンティーレ・ベッリーニ、ジョヴァンニ・ベリーニに学んだ。そしてジョルジョーネの仲間に加わり、仲間の芸術家と自分自身の美のスタイル画法とを順応させていった。

彼は単に商業的な芸術家とまでは言えないが、彼に仕事を依頼する者なら誰にでも喜んで応じた。作品への取り組み方は、彼より前世代の極めて秩序のある対称の取れた作品から徐々に離れていったが、先人達との対話をうまく持続するものだった。しかしティツィアーノ・ヴェチェッリオは、彼が興味深く又は高尚であると感じた様々な画法でこの対話を続けた。洗礼者ヨハネの頭首を持ったサロメはティツィアーノ・ヴェチェッリオの芸術家としての取り組み方における変遷を完結させる作品である。

この作品は、右手に青空が見える彫刻の天使を上に置いたアーチのある暗い室内で設定されている。この女性は理想の美の模範であり、ティツィアーノ・ヴェチェッリオは『鏡の前の女』『ビオランテ』『ヴァニティ』『聖愛と俗愛』などを含むこの時期の多くの他の作品においても描いている。サルヴィアーティ大公、オデスカルキ大公そしてスウェーデン女王のコレクションの一部であったティツィアーノ・ヴェチェッリオのサロメは、現在は個人所有である。

《洗礼者ヨハネの首を持つサロメ》の基本情報

  • 制作者:ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
  • 作品名:洗礼者ヨハネの首を持つサロメ
  • 制作年:1515年-1515年
  • 製作国:イタリア
  • 所蔵:ドリア・パンフィーリ美術館 (イタリア)
  • 種類:油彩画
  • 高さ:90cm
  • 横幅:72cm
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