作品概要

レベッカの略奪》は、画家のウジェーヌ・ドラクロワによって描かれた作品。制作年は1846年から1846年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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「レベッカの誘拐」は1846年に描かれその年にサロンで展示された。

異国情緒があり、劇的なほどの暴力的な場面を豊富な源にして、この題材となったサー・ウォルター・スコットの小説はロマン主義派画家の間で非常にもてはやされた。

ドラクロワは、彼の文学的価値についての制限にもかかわらず、これらの書物にインスピレーションを繰り返し見出した。

この作品は、スコットの作品「アイバンホー(黒騎士)」の挿話を説明したもので、美しいレベッカを長い間手に入れたがっていたキリスト教徒の騎士の命令で、レベッカが2人のサラセン人奴隷にさらわれた場面だ。

強烈なこのドラマはよじった姿勢によって作り出され、またドラクロワの色鮮やかな色使いによって余白を圧縮させている。ボードレールを含めた同時期の批評家は、この作品の無理のない自然さと強い力を称賛している。彼の経歴の全てを通して、ドラクロワはお気に入りのフランスロマン主義派の作家、サー・ウォルター・スコットから刺激を受けた。

この作品はアイバンホーの一場面を描いたもの。フロン・ド・ブーフの城(絵の中に見られる)に幽閉されていたユダヤ人ヒロインのレベッカが、強欲なキリスト教の騎士ギルベールに命令で2人のサラセン人奴隷に誘拐される場面となっている。

ねじ曲げられ組み合ったような姿勢とまとまった余白は、唐突に高く描かれた前景から背景にある要塞へと移り、激しいドラマの印象を作り出している。左下部の静物はさておき、静けさの唯一の要素はレベッカ自身である。

《レベッカの略奪》の基本情報

  • 制作者:ウジェーヌ・ドラクロワ
  • 作品名:レベッカの略奪
  • 制作年:1846年-1846年
  • 製作国:フランス
  • 所蔵:メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類:油彩画
  • 高さ:100.3cm
  • 横幅:81.9cm
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