作品概要

ミソロンギの廃墟に立つギリシア》は、画家のウジェーヌ・ドラクロワによって描かれた作品。制作年は1826年から1826年で、ボルドー美術館に所蔵されている。

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この作品は、1826年のオスマン人勢力によるミソロンギの三度目の包囲攻撃に刺激を受けて描かれたものだ。長い期間(ほぼ一年にわたる)の包囲攻撃の後に、多くの市民が食糧不足と伝染病の流行から逃れるため集団で包囲突破を試みる事を決めた出来事だ。

この試みは多くのギリシア人が虐殺され大参事に終わった。この作品の主な部分を占めている、膝まずいて描かれている女性がギリシアである。彼女は伝統的なギリシアの衣装を身に纏っていて、彼女の胸は広くはだけている。そして彼女は腕を広げて悲しみの仕草を表している。

彼女の足元の死んでしまった犠牲者の手は瓦礫から突き出ている。背後では、敵である事を象徴する黄色いターバンを巻いた黒い顔色の男が地面にしっかりと旗を立てている。この作品はキリスト教から構成要素を取り入れている。

「ギリシアは何世紀も前のキリスト教の祈りの姿勢を採用している。青いコートと白いドレスは、聖母マリアが神の恵みの特別な計らいによって、原罪の汚れと咎を存在のはじめから一切受けていないという、カトリック教会における教義である無原罪の御宿りに起因すると考えられ、ここに確固としたイエスの母聖母マリア像へ類推を強めている。この印象の強さは、モデルの理想化を誘導する伝統的な寓意と、架空のものへ何の譲歩もない場面の処理との間にあるはっきりとした対比である。」と批評されている。

《ミソロンギの廃墟に立つギリシア》の基本情報

  • 制作者:ウジェーヌ・ドラクロワ
  • 作品名:ミソロンギの廃墟に立つギリシア
  • 制作年:1826年-1826年
  • 製作国:フランス
  • 所蔵:ボルドー美術館 (フランス)
  • 種類:油彩画
  • 高さ:208cm
  • 横幅:147cm
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