作品概要

マドモアゼル・ローズ》は、画家のウジェーヌ・ドラクロワによって描かれた作品。制作年は1817年から1817年で、ルーブル美術館に所蔵されている。

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「マドモアゼル・ローズ」はフランスロマン主義派の先導者だとされた、ドラクロワによる作品だ。この裸婦の絵は1824年に描かれ、パリのルーブル美術館が現在所蔵している。このモデルは横側からとらえられ、赤い布に半分覆われた木製の台座のようなものに腰かけている。

女性の左足は木製のブロックに置かれ、画家の方を正面から向いている。この裸体はややぎこちないアトリエでのポーズで描かれている。 ポーズを取って座っているのはマドモアゼル・ローズと確認されていて(しかし定かではない)、ドラクロワの伝記作家であるアルフレッド・ロバウトによると、彼女はドラクロワとイギリス人ロマン主義派風景画家のリチャード・パークス・ボニントンのために何度もポーズを取り、2人の芸術家の間で公平に接したと述べている。

この独特の裸体画は自然主義的な率直さを表現していて、装飾的な取り合わせなどない。とは言え、それは肉体への光の変化の中に、画家が非常に深く興味を持ったことが表れている。熟練した粒度の細かな厚塗りで用いた色素は、イギリス画法の影響による滑らかさに学んだものではない。

1824年のサロンで、ドラクロワがジョン・コンスタブルの作品を見て感じたもので、それは1825年にロンドンを訪れた際に高められたものだ。ドラクロワはこの裸体に興味があるだけはなく、ロマン主義の中にしっかりと根差している感性をこの作品にもたらしている。さらには、わずかにおどおどした態度や少し心配そうな表情の顔つきが、モデルを使って描かれたこの絵にまじりけのないフランスロマン主義の人間性の本質を与えている。

《マドモアゼル・ローズ》の基本情報

  • 制作者:ウジェーヌ・ドラクロワ
  • 作品名:マドモアゼル・ローズ
  • 制作年:1817年-1824年
  • 製作国:フランス
  • 所蔵:ルーブル美術館 (フランス)
  • 種類:油彩画
  • 高さ:81cm
  • 横幅:66cm
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