作品概要

フレデリック・ショパンの肖像》は、画家のウジェーヌ・ドラクロワによって描かれた作品。制作年は1838年から1838年で、ルーブル美術館に所蔵されている。

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本作は、「フレデリック・ショパンとジョルジュ・サンドの肖像」として1838年キャンバスに油絵で描かれた未完成の作品のショパン像である。初めは2人の肖像画であったが、のちに2つに切り取られ別々に売りに出された。

作曲家フレデリック・ショパン(1810-49年)がピアノを弾き、その右側に作家ジョルジュ・サンド(1804-76年)が煙草を吸いながら(サンドは愛煙家だった)演奏を聴いて座っている。

当時二人は恋人同士で、お互いドラクロワの親しい友人だった。ショパンが亡くなる2年前までの10年間を共にし、ショパンが作曲家として最も優れた作品を世に出したのもこの期間である。

この肖像画が委託されたものなのか、ショパンへの贈り物なのかなど製作のいきさつなどはほとんど分かっていない。ドラクロワがピアノを借りたのでアトリエで描かれたと思われる。一般に、サンドの肖像画の方がより興味を引いている。と言うのは、原画ではショパンの肖像との対比として意図されていて、独立した作品としてではない。

この作品ではサンドがショパンの音楽の演奏に対して、生き生きと活気に溢れた反応している様子が表されている。この肖像画はドラクロワが亡くなるまで彼のアトリエに置いてあった。2つに切り取られた後すぐに、この両作品へ世間の関心は集中した。

ショパンの肖像は頭の部分のみのショットで構成されていて、一方サンドの作品は上半身との境界まで切り取られている。このことから原画の大部分が失われたと言えるが、それは当時の持ち主が2つの作品にする事でより高い値がつくであろうと考えたからのようだ。今日、ショパンの肖像画はパリのルーブル美術館に、サンドの方はコペンハーゲンのオードロップゴー美術館にて展示されている。

《フレデリック・ショパンの肖像》の基本情報

  • 制作者:ウジェーヌ・ドラクロワ
  • 作品名:フレデリック・ショパンの肖像
  • 制作年:1838年-未完成年
  • 製作国:フランス
  • 所蔵:ルーブル美術館 (フランス)
  • 種類:油彩画
  • 高さ:46cm
  • 横幅:38cm
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