作品概要

女と鸚鵡(1866年の若い女)》は、画家のエドゥアール・マネによって描かれた作品。制作年は1866年から1866年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

マネの以前の手法に戻ったように思える絵である。この女性は、濃いダークブルーの背景を背にして描かれた。彼女の不自然でどこか気取ったポーズは、ホイッスラーによる何枚かの全身肖像画を想起させる。

その質感、とまり木から落ちた果物、赤みがかった髪、この女の顔でさえ、ギュスターヴ・クールベが得意としていたフランスらしさを醸し出している。この作品は単眼鏡やパルマスミレが描かれてる不思議な絵で、それらによってマネは何かを伝えたかったように思える。

この絵のモデルであるヴィクトリーヌ・ムーランは1862年の肖像画の時と同じ青いリボンを頭部に付けている。アルマ広場の木造の粗末な小屋でテオフィル・トレに見出されたこの作品は、テオフィル・ゴーティエから批判された。

ルネサンスと装飾を好む彼は、5月11日付けのル・モニトールで「この若い女性は、色彩を得意とする画家が望むような赤褐色の髪をした、上品でかわいらしく聡明なモデルだと言うが、マネの描いたモデルの頭部は、故意に実際よりも良く見せないように描かれている。彼女の優れた特徴は荒く、下手に描かれ、健康的でない色彩は、若く色白の女性のみずみずしい肌を表現できていない。実際の色より悪く見える色調で描れたピンク色のドレスは、その下にある肉体を一向に想像できない。」と評した。

この作品への批判はこれにとどまらず、美術批評家による辛辣な批評は続いたが、そのどれもがモデルのポーズや顔の色つやなどモデルに関するもので、この作品を評したものはなく、当時の批評家の批評は無意味なものであった。

なお、この作品には当初『1866年の若い女』という題が付けられていた。

《女と鸚鵡(1866年の若い女)》の基本情報

  • 制作者:エドゥアール・マネ
  • 作品名:女と鸚鵡(1866年の若い女)
  • 制作年:1866年-1866年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:メトロポリタン美術館
  • 種類:油彩 カンヴァス
  • 高さ:185.1cm
  • 横幅:128.6cm
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