作品概要

休息(ベルト・モリゾの肖像)》は、画家のエドゥアール・マネによって描かれた作品。制作年は1869年から1869年で、ロードアイランドデザイン学校美術館に所蔵されている。

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『休息』は、画家ベルト・モリゾの肖像画である。マネはベルト・モリゾを印象派の画家のサークルに紹介している。彼女は一時はマネの生徒であり、マネの弟ウジェーヌ・マネと結婚した。彼女の多くの画家仲間と違い、彼女の作品は定期的にサロンで展示された。

しかし、彼女は1879年の第4回を除き、すべての印象派の展覧会に参加している。この絵の中のベルト・モリゾは、マネのアトリエのプラム色のソファにもたれて座っている。背後の壁には日本の木版画が飾られている。

この絵は1873年のサロンに出品された際、良家の娘がこのようなポーズで描かれているのは不適切だという理由で、サロンのカタログではベルト・モリゾの名前は伏せられた。彼女は片方の脚を体の下に挟み込み、もう片方の脚を突き出した、とてもくだけてリラックスしたポーズをとっている。

細いウエストには、アクセントの黒いリボンが巻かれ、首に結ばれたリボンとのバランスがとれている。マネの描く彼女の肖像でよく見かけるように、左手には扇子を持っている。まるでその場にいるのが自分だけでないことに気が付いていないかのように脇見をしているその顔は、柔らかくぼんやりと描かれていて、『バルコニー』に描かれたベルトと対照的である。

彼女の着ている夏用のアンサンブルは当時のカジュアルファッションの最先端である。また手に持った扇子や壁の木版画からは、ヨーロッパ社会がいかに東洋の影響を受けていたかがわかる。

テオドール・ド・バンヴィルは、この作品を「近代性という強烈な特徴によって、我々の興味を引き、我々の想像力に付け入る魅力ある肖像画」と評した。この絵の制作と同時期に、マネは、自分の生徒であったエヴァ・ゴンザレスをモデルに『エヴァ・ゴンザレスの肖像』も描いている。

《休息(ベルト・モリゾの肖像)》の基本情報

  • 制作者:エドゥアール・マネ
  • 作品名:休息(ベルト・モリゾの肖像)
  • 制作年:1869年-1870年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ロードアイランドデザイン学校美術館
  • 種類:油彩 カンヴァス
  • 高さ:150.2cm
  • 横幅:114cm
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