作品概要

秋のリズム:ナンバー30》は、画家のジャクソン・ポロックによって描かれた作品。制作年は1950年から1950年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

「秋のリズム:ナンバー30」は1950年秋に制作された。ポロックは、1947年から「アクション・ペインティング」を本格的に展開した。「アクション・ペインティング」は、抽象的表現と形態の融合より創出された独自の技法である。

「ポーリング」(塗料を注ぎ掛けながら線を描く技法)、「ドリッピング」(塗料を撒き散らして滴らせる技法)、「スプラッタリング」(塗料を粒状に飛び散らす技法)により、作品を描いた。また、1952年以降の作品に見られる「ブラック・ポーリング」への転換期の作品といえる。「ブラック・ポーリング」では黒色を基調とし、形象が復活する。作品では、幅広いキャンバスにて人間を取り巻く環境が表現されていると解釈できる。

「ポーリング」、「ドリッピング」、「スプラッタリング」により、白色、黒色、茶色の線が力強く、激しく、律動的な動きで踊るように描かれている。線は優雅に弧を描き、キャンバス全体を埋め尽くすように渦巻いている。ポロックは、「偶然ではなく、一つ一つの飛沫までも自分でコントロールしている。」と述べている。

ポロックの作品では、作品名が数字であるものが多い。数字は偏見や先入観がなく、不偏である為、見る側は純粋な芸術として受け入れることができると考え、敢えて作品名を数字にしたといわれる。

《秋のリズム:ナンバー30》の基本情報

  • 制作者:ジャクソン・ポロック
  • 作品名:秋のリズム:ナンバー30
  • 制作年:1950年-1950年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:メトロポリタン美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:266.7cm
  • 横幅:525.8cm
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