作品概要

ツー》は、画家のジャクソン・ポロックによって描かれた作品。制作年は1943年から1943年で、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館に所蔵されている。

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「Two」は1943年から1945年に掛けて制作された。この時期の作品は抽象表現主義(ニューヨーク派)やシュルレアリスム(超現実主義)の作風であり、作品の対象は変形して表現されている。

ニューヨーク派は、1940年代から50年代に掛けてニューヨーク周辺にて活躍した抽象表現主義の芸術家グループであった。初期の作品では、ジョアン・ミロ、パブロ・ピカソの影響を受けている。また、1943年にペギー・グッゲンハイム(Peggy Guggenheim)と出会ったことは、ポロックの画家人生において転機となった。

グッゲンハイムは、ポロックに対して、ギャラリー(アメリカ・ニューヨーク)に展示する作品の提供を依頼した。合わせて、同年、ポロックは初の個展を開催した。

作品では、2人のトーテミズムが象徴的・抽象的に描写されている。トーテミズムでは、民族・氏族など社会集団のシンボルをトーテム(特定の動植物や自然現象)によって表したといわれる。

2人の人物は、勢いのある筆運びで荒々しく、表現されている。白色と肌色の体を縁取るように、濃い黒色の塗料にて部分的に輪郭が描かれている。右側の人物は女性、左側の人物は男性であると解釈できる。女性は、男性に対して性的にアプローチするかのように腰を曲げてお尻を突き出している。性的行為を連想させる作品である。

また、作品は、アメリカン・インディアンの砂絵、メキシコの壁画、パブロ・ピカソのキュビズムより影響を受けたとも考えられる。現在、「Two」はソロモン・R・グッゲンハイム美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて展示されている。

《ツー》の基本情報

  • 制作者:ジャクソン・ポロック
  • 作品名:ツー
  • 制作年:1943年-1945年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:193cm
  • 横幅:110cm
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