作品概要

テーブルで読書する少女》は、画家のパブロ・ピカソによって描かれた作品。制作年は1934年から1934年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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「テーブルで読書する少女」はシュルレアリスム(超現実主義)の時代の作品であり、1934年に制作された。当時、ピカソはオルガ・コクラヴァ(Olga Khokhlova)と結婚していたが、マリー・テレーズ・ウォルター(Marie-Thérèse Walter)とは親密な関係にあった。

作品では、愛人であるマリー・テレーズが、夜、小さなランプの下、テーブルで本を読む姿が描かれている。女性が一人で座る姿は、ピカソが最も好んだ主題であるといわれる。マリー・テレーズは滑らかで白い肌、ブロンドの髪であり、髪には花冠を付けている。髪に付けた花冠により、ピカソは、マリー・テレーズの若さを表現している。左手で本のページをめくり、右手で髪に付けた花冠を触っている。右手の指は、羽のように描かれている。テーブルや観葉植物の誇張された高さにより、マリー・テレーズの子供のように純真な見た目が強調される。

一方、部屋は、一直線で描かれたテーブルの脚と調和がとれる程度で、少し歪曲している。薄暗い部屋と落ち着いた色合いのインテリアにより、マリー・テレーズの極めて優美な雰囲気が作り出されている。また、夜という時間帯より、ピカソとマリー・テレーズの親密な関係が読み取れる。当時、ピカソは、本を読む姿、鏡を見つめる姿、寝ている姿などマリー・テレーズをモデルとした作品を数多く描いている。マリー・テレーズとの愛人関係は公にされていなかったが、作品には「MT」「MTP」とイニシャルが入れられ、ピカソとマリー・テレーズとの親密な関係を暗に表している。現在、「テーブルで読書する少女」はメトロポリタン美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて展示されている。

《テーブルで読書する少女》の基本情報

  • 制作者:パブロ・ピカソ
  • 作品名:テーブルで読書する少女
  • 制作年:1934年-1934年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:メトロポリタン美術館
  • 種類:油彩
  • 高さ:162.2cm
  • 横幅:130.5cm
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