作品概要

聖マルティヌスの日の葡萄酒》は、画家のピーデル・ブリューゲルによって描かれた作品。制作年は1565年から1565年で、プラド美術館に所蔵されている。

「聖マルティヌスの日の葡萄酒」は1565年から1568年に掛けて制作された。ブリューゲルは、作品の傍らに追いやられるような事象を重要な主題と考え、日常風景を題材として扱っている。

作品では、聖マルティヌスの日に、農民がワインを飲みながら、聖マルティヌスの日を祝う様子が描かれている。聖マルティヌスの日はキリスト教の祝祭であるが、収穫祭の日でもあり、11月11日に祝われる。多くの農民は、フランス・トゥールの聖マルティヌス(4世紀のトゥール司教)を讃えている。

4世紀のトゥール司教は、物乞い(イエス・キリストといわれる)に対して、自身のマントを引き裂いて半分を与えたと言い伝えられている。一方、農民のなかには、道端に立てられた十字架に全く気付かず、聖マルティヌスの日を祝っていない様子である。作品はテンペラ(乳化作用を持つ物質を使用した絵具)にて描かれている為、保存状態は悪い。しかしながら、テンペラを用いて制作された作品のなかでは、保存状態は比較的良いといえる。

2010年にプラド美術館が赤外線分析を行ったところ、ブリューゲルのサインの一部が確認でき、ブリューゲルの作品であると判明した。現在、「聖マルティヌスの日の葡萄酒」は、修復作業を経て、プラド美術館(スペイン・マドリード)にて展示されている。

《聖マルティヌスの日の葡萄酒》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・ブリューゲル
  • 作品名:聖マルティヌスの日の葡萄酒
  • 制作年:1565年-1568年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:プラド美術館
  • 種類:テンペラ
  • 高さ:148cm
  • 横幅:270.5cm
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