作品概要

キリストと姦通の女》は、画家のピーデル・ブリューゲルによって描かれた作品。制作年は1565年から1565年で、コートールド・ギャラリーに所蔵されている。

「キリストと姦通の女」は小さなパネル画(一枚あるいは組み合わされた数枚の木製パネル上に描かれた絵画)であり、1565年に制作された。グリザイユ(灰色の濃淡・明暗のみで描く画法)が用いられ、作品に立体感が生まれている。

作品では、新約聖書「ヨハネによる福音書 7章53節?8章11節」が主題となり、「キリストと姦婦」が描かれている。姦通の女は、パリサイ人と律法学者の前に連れて来られ、姦淫(浮気)の罪を問われている。姦淫は、モーセの十戒にも重大な罪として記されている。当時、姦淫は、石打による死刑にて罰せられた。群集は姦通の女に対して石を投げ、多くの石が床に落ちている。一方、イエス・キリストは、姦通の女の足下で身をかがめ、床に字を書いている。

新約聖書によると、キリストは字を書き終えた後、群集に対して「あなたがたのうちで、罪を犯したことのない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」と諭している。ブリューゲルの作品において、女性は世俗的で素朴に描かれているが、姦通の女は品に欠け、異なった描写である。また、この場面は多くの画家により描かれ、複製品も数多く存在する。

作品は、ブリューゲルから息子であるヤン・ブリューゲルへと譲渡された。1982年2月2日、コートールド・ギャラリー(イギリス・ロンドン)から盗まれたが、1992年にイギリス警察が作品を発見した。現在、「キリストと姦通の女」はコートールド・ギャラリー(イギリス・ロンドン)にて展示されている。

《キリストと姦通の女》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・ブリューゲル
  • 作品名:キリストと姦通の女
  • 制作年:1565年-1565年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:コートールド・ギャラリー
  • 種類:油彩パネル画
  • 高さ:24.1cm
  • 横幅:34.4cm
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