作品概要

農民と鳥の巣取り》は、画家のピーデル・ブリューゲルによって描かれた作品。制作年は1568年から1568年で、美術史美術館に所蔵されている。

「農民と鳥の巣取り」は晩期の作品であり、1568年に制作された。作品内では、人物が生き生きと描写されている。ブリューゲルが、イタリア芸術、特にイタリア盛期ルネサンス期の芸術家ミケランジェロ・ブオナローティの作風より影響を受けたことが分かる。

巨大な人物描写などイタリア絵画のモニュメンタル的な構成が特徴的である。作品では、ネーデルラントの諺「鳥の巣がどこにあるかを知っているものは知識を持つが、それを取るものは巣を持つ」が主題となっている。ブリューゲルは、能動的な男性と受動的な男性の道徳的対比を描いている。

木に登って鳥の巣を取ろうとしている男性(能動的な男性)は邪悪であると考えられる。一方、指差しをしている男性(受動的な男性)は高潔であり、逆境であっても利欲の為に心を動かさないと解釈される。男性は、鳥の巣取りについて善悪の判断を下しているように見える。

しかしながら、足元に水たまりがあることに全く気付いていない。ブリューゲルは、作品を通して、イタリア絵画に関する教養を誇示している。また、レオナルド・ダ・ヴィンチ作「洗礼者聖ヨハネ」のパロディだという解釈もある。現在、「農民と鳥の巣取り」は美術史美術館(オーストリア・ウィーン)にて展示されている。

《農民と鳥の巣取り》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・ブリューゲル
  • 作品名:農民と鳥の巣取り
  • 制作年:1568年-1568年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:美術史美術館
  • 種類:油彩パネル画
  • 高さ:59.3cm
  • 横幅:68.3cm
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