作品概要

干し草の収穫》は、画家のピーデル・ブリューゲルによって描かれた作品。制作年は1565年から1565年で、プラハ城に所蔵されている。

「干し草の収穫」は1565年に制作された。全6作品の連作月暦画であり、うち1作品は消失している。「暗い日」(早春)、「干し草の収穫」(夏)、「穀物の収穫」(秋)、「牛群の帰り」(晩秋)、「雪中の狩人」(冬)の5作品は、現存している。

作品では、季節ごとの農民の日常生活が描かれている。農婦は干し草の収穫を行い、農夫は干し草を車に乗せている。当時、農民は、産業化されていない農村にて、季節に基づく自然のサイクルに従って生活していた。ブリューゲルは、なるべくして起こり、避けることのできない自然との交わりのなかで送る日常生活を大胆に、そして美しく表現している。連作月暦画である為、各作品では1年のうち2ヶ月における日常生活が主題とされる。「干し草の収穫」では6?7月、夏季における農民の日常生活が描かれている。

作品では、西洋美術において、風景が背景ではなく、初めて主題として扱われている。また、作品の保存状態は非常に良い。西洋美術の絶頂期を代表する作品であり、北方ルネサンスにおいて最も重要な作品であるといわれる。ブリューゲルは、ベルギー・アントウェルペンの商人ニコラス・ヨンゲリンク(Niclaes Jongelink)の為に「干し草の収穫」を含めた連作月暦画6作品を制作した。

作品は、ニコラス・ヨンゲリンク邸宅のダイニングルームに飾られていたと思われる。その後、プラハ国立美術館にて保管されていた。現在、「干し草の収穫」はロブコヴィッツ家コレクションとして、プラハ城内ロブコヴィッツ宮殿(チェコ共和国・プラハ)にて展示されている。

《干し草の収穫》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・ブリューゲル
  • 作品名:干し草の収穫
  • 制作年:1565年-1565年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:プラハ城
  • 種類:油彩木画
  • 高さ:117cm
  • 横幅:161cm
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