作品概要

ゴルゴタの丘への行進》は、画家のピーデル・ブリューゲルによって描かれた作品。制作年は1564年から1564年で、美術史美術館に所蔵されている。

「ゴルゴタの丘への行進」はパネル画(一枚あるいは組み合わされた数枚の木製パネル上に描かれた絵画)であり、1564年に制作された。ブリューゲルの作品のうち、二番目の大きさとなる。作品では、イエス・キリストが十字架に磔にされる場面が描かれている。

16世紀、ベルギー・フランドル地方において、公開処刑は一般的であった。群集は公開処刑を騒ぎ立て、まるで祝祭やカーニバルのような雰囲気である。対照的に、死刑を宣告されたキリストは、恐怖と苦悩に満ちている。また、行商人らが公開処刑に集まった群集に対して商いを行い、スリが公開処刑に注意が向いている群衆の所持品を盗む様子も描かれている。

キャンバス中央には、キリストが荷車に乗せられ、公開処刑場へ向かう様子が描かれている。キリストの両側には、2人の窃盗犯がいる。うち1人はキリストに対して十字を切っているが、2人の窃盗犯には特徴がない。悔悛かいしゅん者の告白を聞く司祭や見物人は、荷車を取り囲んでいる。彼らの傍らにいる、フードで被った司祭に対する自白・自認により、キリストの受難は決定される。

キャンバス右下では、聖母マリア達がうなだれている。キャンバス右上には、ゴルゴダの丘が描かれている。ゴルゴダの丘は、アラム語にて頭蓋骨の意味をもつ。丘の上には、2本の十字架が立てられ、窃盗犯が磔にされようとしている。その傍らでは、キリストを磔にした十字架を立てる為に、穴が掘られている。群衆は、公開処刑を見物しようと集まってきている。

ブリューゲルは、ベルギー・アントウェルペンの商人ニコラス・ヨンゲリンク(Niclaes Jongelink)の為に「ゴルゴタの丘への行進」を制作した。現在、「ゴルゴタの丘への行進」は美術史美術館(オーストリア・ウィーン)にて展示されている。

《ゴルゴタの丘への行進》の基本情報

  • 制作者:ピーデル・ブリューゲル
  • 作品名:ゴルゴタの丘への行進
  • 制作年:1564年-1564年
  • 製作国:不明
  • 所蔵:美術史美術館
  • 種類:油彩パネル画
  • 高さ:124cm
  • 横幅:170cm
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